わかりやすくて読みやすい雑草事典
4月後半から5月にかけて、地面が緑で覆われます。その大半は雑草。
雑草のことは、よくわかりません。種類がありすぎて、覚えられないと思っていました。
先日、紀伊国屋書店で、衝動買いしてしまった本があります。
その一冊『庭時間が愉しくなる 雑草の事典』(森昭彦著)
私の身の回りにある草(雑草)のほとんどが載っていると思われる。雑草を網羅している本です。
最近知った、ノビルやヤブガラシ、アマドコロや小判草など、私にとってはマイナーでない草も、ちゃんと載っています。
雑草1つにつき、見開きページで写真つき。説明も、著者の経験と知識がものを言う、わかりやすい内容です。
「もくじ」も写真つき。これなら、姿を知っていれば調べられます。
家と地続きの畑に生えている雑草。
どれもこれも、種をばらまいて広がっていくんじゃないかと、怖れを抱いていましたが。
たとえば「小判草」は、小判の中に種がたくさん入っていて、たくさん増え広がりそうで、やっかいなのかと思ったけれど。その姿はかわいらしく。ドライフラワーとしても人気があるそう。イヌ、ネコ、ウサギなども好んで食べる雑草らしい。
そして、最近存在感を増して、薄ピンクのきれいな小花まで咲かせた雑草は「アメリカフウロ」というらしい。やはり雑草なので広がるのだけど。冬の時期に赤く紅葉するので、その時に生長点から刈ってしまえばよいようだ。
去年まで畑にしていた場所の駐車スペースには、「コニシキソウ」という雑草がよく生えていました。コニシキソウは、切ると白いボンドみたいな乳液を出します。この乳液に触れると、肌や目に炎症が起きてしまうので要注意なのですが。そういう注意点も、しっかり書いてあります。ど忘れしてしまっても、この本のページをめくって復習すれば思い出せます。
そして、ヤブガラシや、ヒルガオ・アサガオ系のツル植物などに関しては、広がることの脅威と、広がらないようにするための注意などが書いてありました。雑草事典だからって、どの雑草も良しとするのではなく、人間の生活にとって、やっかいになる種類もあるという、共感できました!
暇なときに、1ページずつめくって、愉しみながら雑草の知識を得ていこうと思います。
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