
コロナ後のことなのか、物価高が原因なのか。カマカのソプラノウクレレの値段が、2017年くらいには10万円代だったのに、2024年には20万円を超えていた。
カマカのソプラノウクレレは、もちろん一生ものだと思っていたけれど、値段が上がったことで、その気持ちがさらに強くなりました。
もう一本、手軽なウクレレが必要かなと思い、ウクレレを買おうかなと思案をはじめて。
最終的に決めたのが、エルビスのFIVE-Oというコンサートウクレレ。
決め手は…
- 値段が1万円以下
- 合板だけどマホガニー。指板、ナット、サドルなども天然素材
- 弦高が高過ぎず良い高さ
- フレットのバリの処理も良いと評判
- 銀色のペグがキレイで、動きも滑らからしい
- YouTubeで音を視聴したかぎりで、雑な音でない感じ
- コンサートサイズ
今回、ウクレレを買いたい理由は…
- ソプラノを持っているので、コンサートサイズを買ってLow-Gチューニングにしたい
- 家の中で練習用にしたいから、爆鳴りでなく、抑えた響きが出るのが良い
- 外に気軽に持って行くこともできる、暑さや寒さにも耐えられる合板が良い
- 安いからといって、軽薄な音と響きは嫌
総じて、シンプルであればいい。
けれど、それを網羅するものを見つけるのは、容易ではないよな、とも思っていましたが。
私がウクレレという楽器を知って、音に魅了されて、”これなら私にもできるかも”と思わせてくれたのが、レーネ・ドミニクさん(ちゃん)の動画で。
私の惹かれるウクレレの音は、今も彼女の奏でるような音。
リーズナブルなウクレレを買う時は、頭の片隅で、彼女のウクレレの音色を探し求めていました。
エルビスのFIVE-Oは、もちろんその音とは違うのだけれど、私の耳には、ニュアンスが似ていると感じて。
MAHALO、ハナレイ、Aria、KALA、オースティン、sヤリイ、エンヤなど、色々調べまくった末に、エルビスにすることにしました。
他のウクレレは、弦高が高かったり、値段が高めだったり、指版やナット、サドルが天然素材でなかったり、ヘッドがスロテッドヘッドだったりして、気持ち的に引っかかる項目がありました。
最終的にエルビスの中で、合板のマホガニーか、トップ単板のマンゴーかで迷った挙句。合板でも、弾いていれば音は良くなると、ネットでもちらほら言われていたので。よし、合板の音が変わるか、ひとつ実験してみようという気持ちもあって、FIVE-Oにしました。
エルビスFIVE-Oの印象
エルビスのウクレレは、Amazonか楽天でのみ売っているようです。途中にお店などを挟まないことで、良い物なのにコストは削減できているということです。私は楽天で購入しました。
どんな個体・木目が来るかなと気になっていて。
来てくれた子は、アクのない木目で、バリの処理もきれいでした。
(追記:バリの端の処理はきれいなようですが、弾いている時、バリの斜めになる部分が指に当たって、少し痛いです。カマカはじめ、今までのウクレレでは感じなかったこと。馴れれば指の方が、皮膚が厚くなったりしてくるのかな?もし痛いままだったら、やすりで研いで滑らかにしたいと思います。)(追記)その後、フレットはソロ弾きでも全く気にならない肌ざわりとなりました。カマカに慣れていたので、はじめは少し気になってしまったのかも。それだけカマカの作りは丁寧です。
ヘッドが、とても小さいなと思ったのですが、カマカと比べてみたら、さほど大きさは変わらない。
真ん中がくびれているから、小さく見えるのかな。
あと、ボディの後ろ側が、ふっくらした形になっているようで。この形のおかげで、鳴りが良くなるのかな?
カマカの背板はまっすぐなので、FIVE-Oのふっくら背板が、馴れていないせいもあって、体に抱えた時に少し違和感。私は小柄なので、ふっくら背板でボディの堆積が増えたぶん、少々抱え込みづらい気もします。でもこの形はFIVE-Oの個性なので、こちらが馴れるしかありません。


合板とはどんなものか。丸い穴の断片を見てみたけれど、単板と見分けがつきませんでした。それだけ丁寧な作りになっているということかなと思いました。
エルビスのウクレレは、ケースやチューナーなどのセットになっていて、それでいてリーズナブルなのですごい。
生産は中国だけれど、本社(?)は日本にあり、3年間の保証書が付いています。


音を聴いてみたら、アキーラの弦と相性が良く、別途オスカスのブラック弦でも買おうかと思っていたけれど、しばらくは、この弦でいいかも。
おわりに
ウクレレをはじめて、今年で10年が経ちました。
今後は、五線譜の楽譜をウクレレタブ譜に自分でなおして、ウクレレを弾けるようになりたいなと思っています。
ハワイアン、弾き語りの技術を、少しずつ高めていきたいな。
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