
3月に入ったら即やろうと思っていたのですが。
2月最終の3日間くらいと、3月頭の2日間は4月並みの暖かさになり、暖かさのピークが22度くらいになるという予報が出ていて。
今やってしまってもいいかと即決し、サツマイモの芽出しに向けて、サツマイモを40分間、温浴させました。
先日スーパーで買ってきた、小ぶりだけど形が良くて、表面が滑らかできれいなサツマイモを4本使うことにしました。
3つは紅はるか。1つは鳴門金時です(上の画像)。
参考にしたのは、『プランターで有機栽培』1と2。
この2冊の中に、小さなスペースですが、サツマイモの芽出しの方法が紹介されていました。
温浴催芽
サツマイモは、48度前後のお湯に40分間浸けておくと、春が来たと思って、発芽と給水のスイッチが入るそうです。
ネットで「サツマイモ、芽出し」で検索すると、AIの情報として「45度~48度のお湯に40分間浸ける」と出てきます。
他の情報では48度~50度くらいと書いてあったので、総じて45度~49度くらいの温度に40分間つけておくと、温浴催芽が成功するのだと思います。なぜ40分間なのかは謎ですが。理由が知りたいです。
一応、温浴する前に水でやさしく表面を洗い流しましたが。冷たい水で洗ってしまったので、その後すぐに47度くらいのお湯に入れたところで、水温は簡単に45度くらいに下がってしまいました。


やかんでお湯を沸かして。ぬるくなったお湯の中に(サツマイモを端に寄せた状態で)少しずつ熱湯を加えて、温度調節を試みました。
今回、温浴容器として使用したプラスチック容器の下には、植物用のヒーターマットを敷いてあります。そのおかげで45度以下にはならないけれど、47度から上に上がりづらい状況でした。
下にはヒーターマット、上は少し空気の出入り口を開けて蓋をして保温。
そして5分~10分おきに温度を確認して、熱湯を足すことを繰り返しました。


冬に人間が心地よいと思う湯船のお湯の温度は42度くらいだと思いますが。48度はそれより少し高い感じ。
試しに指で温度を感じてみると、45度だと、まだ甘ぬるい感じ。もう少しだけキリッと熱さを加えてもいいかな~と思える温度が48度くらいでした。
お湯のかさは、はじめはちょうど浸るくらいだったけれど、熱湯を足すにつれて多くなってきました。
鳴門金時だけ、はじめからお湯に浮いていたのですが。どういうことなのかな。


48度前後の温浴をはじめてすぐに、サツマイモたちの表面から、炭酸のような小さな泡がシュシュシュシュと出て、水面に上がっていきます。『プランターで有機栽培1』によると、この泡は気泡で、呼吸が始まったサインなのだといいます。
温浴はじめは、お湯の温度が43~45度とぬるめになり、温度調節に手こずったこともあり、45分くらいお湯につけていました。
40分より、少しくらい過ぎても大丈夫ですよね…。
お湯から出して、キッチンペーパーで優しく表面の水気を取ってあげました。
「お湯加減、いかがでしたか~。気持ちよかったですか~。」とか言って、温泉施設のスパごっこをしてみる。
さらに日の当たる場所に置いて、余分な水分を取りました。
というのも、私の場合はすぐに土に埋めることはせず、4月になるまで室内保存をするためです。水分が付いていると腐ってしまうと思うので。
48度の温浴をしていたサツマイモたちは、日光浴の間、体(?)がほっこり温かさをキープしていました。


見た目の水気がなくなって、表面がさらさらになっても、まだ体(?)は温かくて。
その温かい状態で、手作り新聞紙袋の中に入れて。

寒い日もエアコンで16度以上を保っている台所の隅にあるラックの中にでも置いておきます。
温浴催芽して、「春が来た」と気づき、芽が出てくるはず。
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