畑エリアに「シロザ」が目立ってきました。
3月のノビル撤去からはじまって、4月からはじまったヤブガラシ駆除は、今もなお続いています。
そこにシロザが加わりました。
シロザ
この植物のことを、知りませんでした。
『庭時間が愉しくなる雑草の辞典』(森照彦著)で、調べたら、一発で見つかりました。
白いお粉でお化粧した草
シロザは葉の中心部分に、白いお粉をつけていることから名づけられたようです。
シロザと似た植物に「アカザ」がありますが。シロザとアカザは性質が異なります。
なにが違うかというと、シロザは、他の植物の成長を阻害する成分を出すらしい。
畑に生えていると、そばにある野菜の成長を邪魔する可能性あり。
だから、畑からは撤去した方がよいと思いました。
成長すると1メートル以上になる
背が高くなるシロザとアカザ。
大きくなると、他の植物への影響も大きくなるのかもしれません。
グーグル検索していたら、「生長したシロザ、アカザの茎を乾燥させて、杖にする」という人がちらほらと。
私は小さな草の姿しか知りませんが。成長すると茎が太くなり、乾燥させると堅くなるそう。
アカザの杖
なんでも「アカザの杖」は、中風(現在の脳卒中)などの予防になるそう。
昔の中国の仙人たちが持っていたのが、アカザの茎を乾燥させた杖だったらしい。
水戸黄門で有名な徳川光圀や、俳人の松尾芭蕉や、良寛和尚も、アカザの杖で旅をしていたらしい。なんてロマン!
シロザは食べられる
シロザもアカザも、昔から食用・薬用として用いられてきたようです。
やわらかい葉を摘み取り、白粉の部分は、水で洗い流してから調理します。
塩ゆでしてから水にさらし、味噌、ゴマ、塩こうじなどと相性がよいそう。
和え物やみそ汁の具などにすると、おいしいそうです。
くせのない味で、普通に「青物」として食べられるようです。味はホウレンソウに似ているそう。
ビタミンC、ビタミンA、カルシウムなど、ホウレンソウよりも栄養が豊富だそうです。
戦後など食べる物がない時に、そこいらじゅうにたくさん生えていたシロザ、アカザが食用とされていたようですが、ホウレンソウが出回るようになってからは、その座をホウレンソウにゆずり、「雑草」として認識されるようになったのでしょう。
種子も食べられるようで。
また、葉や種子をすりつぶして、虫刺されの部位につけると治癒効果があるそう。
シロザはシュウ酸を多く含むので、食べ過ぎは禁物とのこと。とくに妊娠中は食べないほうがよい。
また食べた後、日光に当たると、アレルギー反応が起き、皮膚がただれるなどの症状が起きるおそれあり。
食べすぎは禁物です。
おわりに
シロザが食べられるなんて。草刈りした後に知りました。
でも、また次から次へと生えてくると思うので、今度は収穫して食べてみようと思います。でも食べ過ぎは厳禁!
アカザも、シロザ同様食べすぎると皮膚炎を起こすので危険ですが。アカザの杖は興味があります。
仙人になるべく。アカザの杖を作ってみたいものです。
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