3月2日に、ジャガイモの種イモを植えつけました。
今年、関東の天気予報は、平均気温より高めの日が続く予報。桜の開花日も平年より早いそう。
2月いっぱい、朝霜が降りる日があったけれど。今後はそこまで寒くなさそうです。
ジャガイモの種イモ、植えつけ前の準備
春ジャガの種イモは、切って植えつけます。種イモの数が倍増。うれしいです。

切り方にも「上手い切り方」があるようですが。いまいち、よくわかりません。
とりあえず、大きな芽が1個と、中くらいの芽が1、2個つくように配分して切っています。
切った種イモの切り口を、太陽に当てて乾燥させる
切ったときは、みずみずしく、きれいな切り口。
でも時間が経つと、白い粉を吹いて、黒く変色して、端がシワシワっぽくなる。巷では「コルク化する」と言う。
さらに日が経つほど、切り口が黒く変色していく。黒カビでも生えたように。
あまり黒いと不安になるので。翌日に植えつけることにしている。

しっかり乾燥させた種イモを、土に植えつける
病気予防のため、切り口に灰をつける人もいるけれど。乾燥させコルク化させて、雨を避けて植えつければ大丈夫。
種イモを買うときに、ジャガイモ用の肥料を買う人もいるけれど(過去の私)。
ジャガイモはもともと痩せた土壌で育つ、アンデス生まれの野菜なので。肥料は必要ないのです。
畑をはじめたばかりの頃は、土のpHも意識していました。でも、むやみに肥料や石灰などを入れなければ、pHを計る手間も省けます。雨、草、雷、虫や動植物の糞や死骸、鉄の鎌やスコップなど、たくさんの自然のものが入り混じることで、土のpHは調整されていきます。
ナス科のジャガイモは、同じナス科のナスやトマト、ピーマンなどの近くに植えない方がいいそうです。
また、ジャガイモは連作を嫌うそうです。
でも実は、ジャガイモの連作ができないのは、肥料を入れるから。有機物が入ってない土だったら、連作も可能だそうです。(木嶋利男著『野菜の性格アイデア栽培』より)
竹内孝功著『1㎡からはじめる自然菜園』では、連作ができるように、ジャガイモの後に、殺菌効果のあるネギを植えます。
化学肥料や農薬を使う農業では、連作はできないのが当たり前。
でも無肥料無農薬の自然栽培だったら、連作も可能。実際に、成田で無肥料無農薬で大根を育てている農家さんは、同じ場所に大根だけを植え続け、今に至るといいます。
有機栽培で使われる肥料や、落ち葉や木くずなどは、有機物です。虫や微生物たちに食べてもらって、純粋な土にしてもらわないといけません。
そんな有機物の入っている土の場合、連作するとなんらかの障害があるかもしれません。
そんな時には、ネギ、ニンニクなど、殺菌効果のある子たちに助けてもらいます。この子たちは、有機物の豊富な土が好みです。

今回、ジャガイモを植えつける場所の土には、雑草や木の葉などの有機物が入っていました。養分が豊富にあるのかもしれません。でもジャガイモにとっては、すこし有機物が多すぎる感じです。
ジャガイモを収穫したら、ネギを植えつけようと思います。
今年のジャガイモは・・・
- 畝幅50センチ。真ん中に一列
- 株間30センチ
- 畝間20センチくらい
午前中だけ日が当たる場所です。日が伸びれば、もう少し日に当たる時間が増える予想。
土を耕して、人がいなくなると。野鳥がやってきます。
掘り返された土の中にいる微生物や虫や、植物の種を食べている様子。うれしいです。一匹、一匹と、畑の循環に生物が加わっていくと、小さな地球ができますね。
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