ヒメヒガサヒトヨタケ

ヒメヒガサヒトヨタケ
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自然菜園に生えてきたキノコ

7月2週目。雨が定期的に降り続いています。

そしてもうすぐ「土用」に入るということで。

涼しい時を見計らって、ちまちま汗だくになりながら、自然菜園の草刈りをしているのですが。

そのときにキノコを発見しました。

畑に勝手に生えるキノコは…基本「食べられない」ということは何となくわかる。

グーグルで検索してみると、どうやら「ヒメヒガサヒトヨタケ」という名前のキノコらしい。

下記のブログなどを参照しました。

キノコが生えるのは、良い微生物がいる証拠

そして偶然にも、上記のブログの方は「無肥料無農薬」を目指しているようで。

そのうえで、おっしゃられているのは、「キノコが生える環境は、良い微生物がいる証拠」というもの。

キノコは、農薬や化成肥料が入っている土には生えてこないのだそうです。

ということは、去年からはじめた今の畑(自然菜園)の土に、良い性質の土壌微生物が増えてきているという証拠。

キノコってなかなか奥が深い。

今後も、畑や街角でキノコを見かけたら、検索して調べてみようと思いました。

ヒメヒガサヒトヨタケ

キノコが生えたのは、朝の日の当たりが少しだけ遅く、午後も半ばになると日陰になる場所。

キノコが生えるということは、その場所が「湿った半日陰を保てる環境」だということは、なんとなく想像できる。

キノコが生えるということは、「じめじめして不衛生な環境なのかな」と思いきや。上にも記したように、実は「良い土壌微生物がいる環境」なのですね。

コツブヒメヒガサヒトヨタケとの違いは

自然菜園に生えてきたキノコは「ヒメヒガサヒトヨタケ」という名前だそうですが。それとよく似たキノコに「コツブヒメヒガサヒトヨタケ」というものがあるそうです。

2つは姿が似ていて見分けがつかず、見かけるポイントが「胞子の大きさ」なのだそう。ヒメヒガサヒトヨタケの胞子の方が、コツブより大きめなのだそう。

他の見分け方としては、コツブヒメヒガサヒトヨタケは、山林や登山道など、日陰の湿った腐葉土の環境で目撃されているようで(ネット検索で見ているかぎり)。

ヒメヒガサヒトヨタケは、ウッドチップや低い草丈の野原など、日の当たる場所に生えているようなので。

コツブのほうが、より自然の中に生える印象。

幼菌時は茶色っぽい卵型をしていて、その後は開いて和傘のようになる。

丸く平べったい傘は、写真に撮ってよく見ると、ヨーロッパの貴婦人が使っていそうなレースのひだみたい。またはバレリーナのチュチュにも見える。

そんな姿は、「食べられることは、むろん想定外です。」と伝えているように見える。

「一晩にして…」のヒトヨタケ

「ヒトヨタケ」というキノコは、雨が降った翌日の1日の間に「発育、拡大、胞子脱落、腐敗」を起こし、その後すみやかに、黒ずみ、液化して、跡形もなく消えてしまうのだそう。

しかしヒメヒガサヒトヨタケは、派手に液体化することはなく、平べったい傘が、徐々に薄くなり、透き通っていくという。

傘が開いた後、傘の裏の色は灰色から黒に変わっていくという。黒くなるのは、胞子が熟成したサインなのだそう。

上の写真では、すでに傘の裏が黒いので、梅雨時の雨が降った後に、胞子を飛ばした後なのかもしれません。乳白色の傘は、透明になり始めています。

さらに裏を向いている方は、すでに地面に倒れ込んでいる。もう寿命が近づいているということか。

一日のうちに消えてしまうキノコ

ためしに、時が経つとどうなるのか、再度確認してみました。

はじめに見つけたのが朝の6時頃。

その後、正午過ぎに見に行くと、ぱっと見、姿が見えない!

近づいてよく見てみると、小さくしぼんで、色も茶色っぽく変色していました。

さらに午後6時ごろに見に行くと、ほかの有機物と区別がつかないほどに縮んでいました。

翌朝の6時頃に雨が降ったので、その時にはもっと縮んでいたはず。すでに消えていたかも。

ヒトヨタケと同じく、ヒメヒガサヒトヨタケも、一夜かぎりの命のようです。

なんて儚いキノコでしょう。

まとめ

ヒメヒガサヒトヨタケ。

その生態は、完全にわかっていないので、「食べてはいけない」というのが人間の取るべき行動。

しかし山林に生えるコツブヒメヒガサヒトヨタケなどは、動物の糞の中から生えてくるということもあるそうで。ということは動物は、偶然にも食すこともあるということか。

どちらにしろ、鑑賞用として楽しむキノコ。

一夜にして消えてしまう、ヒメヒガサヒトヨタケでした。

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