
笹竹だと思ったらミョウガだった
4月後半。
畑のヤブガラシ駆除をしていたら、隅の半日陰エリアに、とがった植物を発見。
小さなタケノコみたいな姿をしている。
こんなところにタケノコが生えるはずはない。ミニタケノコなんて聞いたことがないから、
これは「笹竹」だと、勝手に決めつけて。あちこちに生えはじめている、その植物を撤去しました。
その植物は、地面の下で、生姜色の太く水分の多そうな根で、つながっていました。
笹竹って、地下の根は、こんな風になっているんだ・・・かすかに違和感を感じながらも、とりあえずそう思ってみて。
その後、テレビで同じ植物が紹介されていました。
その植物は「ミョウガ」でした。
全部抜いてしまった。後の祭り。
前に、ここで畑をしていた方が、仕込んでいたのです。
ミョウガは増える
地上に出ているミョウガを、笹竹だと思って根こそぎ抜いてしまった。
でもまだ、ささやかな希望がありました。
というのも、ミョウガは増えると知っていたから。
ミョウガを畑に植えると、地下茎が広がって、どんどん増えていく、とても厄介な植物だと。
それを知っていたから、ミョウガは植えようと思っていませんでした。
けれど、はじめからあったのなら話は別。ぜひ収穫したい。
ミョウガの育て方
ミョウガは、うるおいのある半日陰で育つ、日当たりの悪い畑にうってつけの植物ですが。地下茎を伸ばしてどんどん増えていき、他の植物の成長を妨げるくらいに増殖する、生命力が強い植物です。
春植えと秋植えがあって。春植えだと8月~10月頃が収穫時期。秋植えだと翌年の梅雨明けごろから収穫可能だそう。
スーパーで売っているミョウガは、「花蕾(からい)」の部分。
地面の上に、ミョウガの花蕾がぽこりと出て、これを収穫して食べるのですね。

収穫しないで放っておけば、花蕾から花が咲きます。白と薄黄色の、きれいな花です。

ミョウガは花蕾だけでなく、「ミョウガタケ」という茎の部分も食べられます。
ミョウガタケは「偽茎(ぎけい)」と呼ばれる部分で、日光に当てずに白く育てて収穫します。この栽培方法は手間がかかるため、高値だそうです。
ミョウガタケとは別に、若芽を収穫して食べることも。前回、私が間違って撤去したのは、きれいなミニタケノコ。もしやあれは食べられた?もったいないことをしました。
ミョウガは、自分の住みたい場所に地下茎を伸ばして移動し、勝手に生えて育つ植物だと。見ればすぐにわかります。育てるための手間はありませんが、増えすぎないように、根こそぎ間引く必要はあります。
里芋&生姜を埋めた、その後ろの壁伝いに生えそろっているので。収穫時期、蒸し暑いなか、どうやって収穫するのだろうと、少し気になるところですが。収穫まで観察してみたいと思います。
その後
8月に収穫

8月になって、ミョウガを収穫しました。
ちょくちょく、周りの草刈りをしていたので、思っていたほど困難な収穫ではなかったです。
はじめてなので、小さなシャベルで掘り上げました。
その後は馴れて、グローブをした手で掘り出しています。
ミョウガの花も、いい塩梅に咲いていました。
ミョウガの花は、きれいだな。
花が咲いてしまうと、ミョウガは固くなって収穫時期を逃したことになるそうですが。
花を愛でられる、それだけでよいです。
そこまでミョウガ好きじゃないので、ちょこちょこ採れればよいのです。
ミョウガの収穫方法

土から、3分の2くらい頭が出たら収穫時期。
それ以上、「大きくならないかなぁ」とか思って収穫しないでいると、開花してしまいます。

春に、ミョウガをいい塩梅に除去したので。
ミョウガの収穫は、思ったよりありません。
でもよいのです。薬味として、密やかに使う程度で。
来年は、もう少し株を増やしてみようかな。
今年はブロック塀に沿って生えているミョウガが多かったのですが、
ブロック塀にぴったりくっついているミョウガを収穫するのは、なんとなく嫌でパスしました。
来年は、ブロック塀から少し距離をあけて、株を育てたいと思います。
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