ラベンダーの差し木

ラベンダー センティヴィア

去年、菜園の端に植えつけたラベンダーが、花を咲かせました。

鼻を近づけるとラベンダーの香りがします。

ラベンダー センティヴィア

去年の秋ごろ3株買って、土に植えつけました。

3株とも無事に成長して開花したので、今度は「差し木」に挑戦してみました。

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ラベンダーの挿し木

ラベンダーは、低木です。

差し木で増やすことができます。

ラベンダーの差し木は、どの部分を使うか

差し木にするのは、花やつぼみがついていない、新しい葉のついた新芽の部分。

10センチくらいの長さで切り、挿し木にします。

こんなかんじで切ってみました↓

この新芽の差し木部分を、「差し穂」というのだそう。

切り口は斜め切り

上の画像では切り口が平行ですが、このあと、切り口を斜め切りにしました。

斜め切りにすることで、水分を吸い込む範囲が多くなり、発根しやすくなるといいます。

切り口から不要な菌の侵入を防ぐために、使うのはアルコール消毒などをした清潔なハサミ。

ハサミの代わりにカッターで斜め切りする人もいるそうです。

土の中に入る部分の葉は、やさしく取ります。

1時間水揚げする

切った差し穂は、1時間の水揚げタイム。

その間に、挿し穂を挿す土とポットの用意をしました。

挿し木用の土はどんなものがいいか

ラベンダーの差し木には、「バーミキュライト」や「赤玉土」を使うのだそう。

水はけがよく、保水性にすぐれ、無駄な養分が入っていない土がベスト。

  • 水はけがよい・・・ラベンダーは、水はけがよい乾燥地帯に生息する植物だから
  • 保水性にすぐれる・・・差し穂から根が出るまでは、土を乾燥させず、常に湿った状態にしておくから
  • 無駄な養分が入っていない・・・無駄な養分が入っていると、雑菌などが入りやすく腐ってしまう恐れがあるから

ハーブ用の土にも養分が入っているので、挿し木用の土には適さないのだそう。

運良く、倉庫の中に、使いかけのバーミキュライトがありました。

袋にも書いてあるように、バーミキュライトは「差し木・差し芽」に適した土です。

バーミキュライトとは

バーミキュライトは、土壌改良用の土。「蛭石(ひるいし)・苦土蛭石(くどひるいし)」という鉱物を原料にしています。

苦土蛭石は黒雲母や金雲母などが風化した鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。

バーミキュライトの原料になる蛭石は海外産で、それらの原鉱石を、800℃ほどで加熱風化処理し、10倍以上に膨張させたもの。

(ウィキペディア参照)

加熱の際に、アコーディオンのように剥離・膨張するので「ヒル」という名前がついたのだそう。

アスベストもバーミキュライト

昔使われていた、アメリカのモンタナ州のリビー鉱山から産出された蛭石は、アスベストを不純物として含んでいました。

昔の家屋や建物の吹き付けには、そのアメリカ産のバーミキュライトを使用したものが多く、後にアスベスト被害として、使用禁止になりました。

(ウィキペディア参照)

※現在は、アスベストを含んでいない南アフリカ産のバーミキュライトが使用されるようになったそうです。

それにしても、アメリカの地は、ネイティブアメリカンの居留地の地下に眠るウランなども含め、人間が手を出してはいけない地下資源が多く眠っていると感じます。

バーミキュライトの性質

スコップですくってみると、軽くてサラサラしています。

これでは、ポットの底にネットを敷いても、下にこぼれ落ちてしまうのでは?と思いましたが、大丈夫でした。

バーミキュライトの農業用途は「土壌改良土」。

「多孔質で非常に軽く、保水性、通気性、保肥性がある。PHは中性。ほぼ無菌(ウィキペディア参照)」という性質をもっています。

見た目はサラサラしているのに、たくさんある小さな穴の中に、水分や養分を取り込んでいるので、保水性に富んで通気性にも優れています。

この性質を活かして、ホッカイロの原材料にも使われています。

だから、使い捨てになったホッカイロを、除湿剤に再利用することもできるのですね。

使い捨てホッカイロには、バーミキュライトの他に活性炭も含まれているので、消臭剤としての効果もあります。

ホッカイロには「鉄、活性炭、バーミキュライト、食塩水」が含まれている。

それなら、園芸用の土に再利用できたりするの?と思うところですが。

原材料の1つ、「食塩水」として使用されている塩化ナトリウムは、土壌のバランスを崩してしまうことが大いに予測できるので、園芸用土としての使用は避けるとのこと。

しかし、使い捨てた後、園芸用土として使えるカイロもあるという。それらは塩化ナトリウムの代わりに塩化カリウムを使っているそうです。

土にしたい場合は、「土に還る・園芸の肥料になる」などと、うたっているカイロをチョイスするといいですね。

水分をたっぷり含んだバーミキュライト土に、挿し穂を挿しました。

バーミキュライトが浜辺の砂のようにやわらかかったので、割りばしなしでも、挿せました。

ここからは、日陰と木漏れ日のある場所で、水の管理に気をつけながら発根をしていきます。

ラベンダーの差し木。その後

はじめてのラベンダーの差し木。

ポット苗にしたまではよかったのですが、この年の夏は暑く、夏の間に腐ってしまいました。

小さなポット苗のままで、蒸し暑い日本の夏を越すのは難しそう。

ラベンダー自体が、涼しくて風通しの良い地域の植物だと思うので。差し木は、時期と場所を選ぶと思いました。

翌年、翌々年に、夏の暑さでラベンダーが枯れた

差し木だけならまだしも。3つのラベンダー株が、ひとつ、またひとつと枯れて、消滅してしまいました。

原因は、ここ最近の夏の異常気象。土が干からび、人が熱中症で死ぬほどのカンカン照りと暑さの中で、耐えられなかったようです。

大切にしていたのに、センティヴィア…。

ホームセンターなどで見つけたら、また買いたいと思います。

今度は、柿の木の下など、夏は木陰になる場所に植えつけてみようと思っています。

それから差し木に再チャレンジです。

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