博多半幅帯の、端の処理をしてみた

半幅帯は、博多の絹100%のものが使いやすいと、着付けの先生に教えてもらいました。

私が持っていたのはすべて化繊だったので、絹の半幅帯、欲しいなぁと思って間もなく、買ってしまいました。

博多の絹100%の半幅帯は、1万円以上するのが一般的なようです。

先日インスタグラムに、京都きもの市場の展示会の広告が載っていたのですが、そこでは博多の半幅帯が6千円くらいで売っていたみたい。

でも行かなかったので、楽天で買いました。

中古の博多半幅帯だと、3千円前後で買えるかんじでしたが、今回は母と私の2本、新しい物を税込み6千円少しくらいで購入しました。

なんでこんなにお安いんだろうと思っていましたが、帯の端の処理はされていません。

そこでさっそく、端を手縫いで処理することにしました。

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半幅帯の端の処理にトライ

1枚の帯かと思っていたら、端は2枚に分かれていました。

端の処理をする部分は、帯本体の部分と表面の質(織り方?)が違います。柄が途切れています。

「半幅帯 端の処理 手縫い」などで調べてみたら、この端の不要な長さをハサミで切るみたい。二つ折りにするだけの長さがあればいいので、2センチくらい残して、残りはハサミで切ると説明されていました。

この方法なら、そこまで大それた失敗もないだろうと思い、私も2センチ残して切ることにしました。

帯の端には、「絹100%」と記されたシールや、「正絹之証 博多織」と書かれた証明書代わりのシールが貼ってありました。

それらの剥がしたシールを、長さの目印に使ってみました。

端を2センチ測ったら、切るラインにシールを並べて貼って、ハサミで切ってみました。

端からは、糸が容易に外れてくる。これが後々面倒なことになりました。

針を通すと、容易に糸が解れてしまいます。

本気できれいに端の処理がしたければ、まずは2センチ切った端の部分を、ミシンでかがり縫いしてから、手縫いをする方が良いと思います。

でも私は面倒くさがり。ミシンを出すのが面倒くさい。手縫いだけで頑張りました。

まるで折り紙のようですが。

とかく端の糸が解れていくのが、作業を手こずらせます。

2センチ幅を、内側に半分に折って。

アイロンのスチームを当てて、きれいに折り目をつけて。

内側を、針と糸でかがっていくわけですが。

ほんとうは絹糸を使うべきなのですが、面倒くさがりの私は、近くにあった綿100%の糸を使いました。

美しく処理したければ、絹糸を使う必要があるでしょう。

絹糸が家に無い場合は、帯の切れ端を使うこともできるようですが。

長さが足りなくて断念しました。

端をかがるときは、大きめな針幅がいいと思います。

細かく刺していこうとすると、容易に帯の切れ端がほどけてしまうのです。

表から糸が見えないように、内側に折った1枚を合わせて縫い合わせるので、それもまた細かい作業で大変。

少しでも余裕をもって、きれいに処理するためには、やはりミシンでかがり処理をするのがいいと思います。

そして、端近くを縫おうと思っていたけれど、そうではなく、口近くを縫い合わせた方が、出来上がった時にピタリとくっついて、きれいな印象になるように思います。

なので、一度、端近くを、端糸がボサボサになりながら縫ったあと、もう一回、口近くを縫いました。

縫ったあとに、アイロンのスチームを当てて、ゆがみを取ってみたら、見た目がきれいになったと思います。我ながら。

文庫結びをする場合など、帯の端を2つに折りますが、試しに折ってみると。

ちょっと、雑な縫い方がチラ見えしますが…。まぁ、はじめて縫ったのだし…。今度縫う時は、もう少しきれいに縫えたら良いと、割り切ってみる。

ところで、化繊の半幅帯の端を確かめてみたら、ニスのようなものが塗られていました。

小さな頃、習っていたバレエで、私はトウシューズの紐の端を、マニキュアを塗ることで糸が解れないようにしていました。

帯の端は、マニキュアだと、アルコールのようなものが入っていると思うから、やめた方が無難かなと思いました。

やはり糸でかがった方が安心かも。

もし、マニキュアで端の処理をした場合は、糸でかがることなく、端を内側に折ってアイロンをかければOK。それもそれで、いいのかも。

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