家で味噌作り3回目の記録
今年も去年と同じく、楽天の通販で百川味噌の「味噌作りセット7キロ」を購入しました。
今年の目標は、「大鍋で大豆を煮るときに、吹きこぼさないこと」!
鍋の吹きこぼれは、なぜ起きる?
鍋の吹きこぼれって…
沸騰した泡の大群の力によって、半分開いた鍋の蓋が持ち上げられて押し戻され、滑り込むように蓋が閉まった途端、一気に「吹きこぼれ」が起きるんですね。
毎年、トイレなどでコンロを離れた時にかぎって、吹きこぼれてしまっていたので、
今年は、ちょっとでもコンロから離れるときは、いちいち火を弱めてから離れました。
それでも、普通の自宅のコンロ(大小合わせて3つ)で、7キロの大豆を煮るのは、やはり大変なことだと実感。
湯気は、すごい勢いで出るし。ひどい吹きこぼれは防いだものの、小さな吹きこぼれが多発して、コンロの火の周りはいつしかべっとりと茶色いかたまりができてしまって。
外は寒くて部屋の中は暑いから、部屋の中の窓・壁・冷蔵庫などの表面には結露がびっしり!
去年は、その結露の水を使って、換気扇や棚など、普段あまり手をつけない場所を掃除していたので(化学物質抜きの電解水で)、今年も同じことをしたのですが。今年は同時進行で炊飯器がご飯を炊いていて。大豆の鍋から出る湯気と団結して結露がマックスに!
1月後半なのに、部屋の中が、エアコン付けてない8月の室内のような気温になっていました。
暑さに耐えかねて窓を開けると、冷たい外気に、まるでサバンナのヌーの群れの大移動みたいに、湯気がばばばばば~と出て行くのです。火事でも起きているかのような大げさすぎる湯気の量にドン引きしました。
コンロは、大切に使っていたのに。
1年にたった1回の、この、大豆を、コンロ集大成で4時間煮続けるという行為は、コンロにとってもガスにとっても、かなり苦しいことなのでは?と思わざるを得ません。
かといって、日本全国でこの時期は、多くのグループが味噌作りをしていると思うのですが。
公民館などで開催される味噌作りは、大鍋を使って、地道に4,5時間煮続ける人も多いですよね。
煮る大豆の量だって、10キロ以上が当たり前だと思うし。
いったいそういう方たちは、どういう心持で、つつがなく大豆を煮ることができているのでしょうか。
今年は、吹きこぼれで大きな湖になることはなかったものの、コンロの火の周りのこげ茶の汚れは、どうやっても落とすことができず。
その後、大豆を煮た後くらいから、コンロに火を付けて調理をしていると、ガスの通り道が傷んだのではないかと思ってしまうような、へんな薬物の臭いがするようになってしまいました(この薬物の臭いは、どこからきているのか、外から臭ってくるのかは、定かではないのですが)。
今年は、味噌玉だけ、写真を撮りました。
今年の味噌作りのまとめ
- 大胆な吹きこぼれは防いだが、コンロがこげ茶色に大胆に汚れてしまった。
- 休む間も惜しんで、煮ている最中は掃除をし続けたら、後半の容器洗いなどで、へとへとになってしまった。
- 4時間ガスをつけ続けることがストレス。
- 汚れ取りや殺菌シートとして、キッチンペーパーもたくさん使った気がして、ストレス!
- 後片付けの、水道水の量をたくさん使用してしまった気がしてストレス。
- 8時半ごろ始めたはずなのに、後片付けも入れて、終わったのは1時半ごろ。その間、間食する暇なし。
- 遅めのお昼ご飯を、疲れ果てた状態で食べた。
年々、段取り良くなっていくはずなのに。
今年はさんざんでした。あと、1人でやるのは大変だと実感。
圧力鍋
今年は、その他に、毎年お世話になっている味噌作り教室で、麦味噌を作ってきました。
仲間がいると、そのぶん手が多くなるから、作業時間が短縮されて「楽!」ですね。
そこの開催者様は、大豆を「圧力鍋」で煮るそうです。
「でも圧力鍋って、爆発したりして危険なんでしょ…?」と尋ねると、
「大丈夫よ!」という答えが返ってきました。
圧力鍋は危険?
圧力鍋は、下手すると爆発するおそれがあると、ちまたでよく聞く話だと思うんですけど。
たしかに昔は、そういうこともあったかもしれないけれど。今はそんな心配はないらしい。
圧力鍋は、ご飯も時短で炊けるし、魚を煮ると骨までやわらかくなるらしいと、はじめて知る。
圧力鍋で大豆を煮る時は
圧力鍋を買うと、レシピノートみたいなものが付属しているらしい。
そこには、それぞれの調理の時間や量などが書いてあるらしい。
豆も載っているそうですが。そのレシピ通りの量で大豆を煮ると、途中で吹きこぼれが始まってしまい、仕方なく一度圧を緩めて、再び圧をかけるのだそう。
だから、その方の場合は、レシピ通りより少なめの量の大豆と水を、何回にも分けて煮るそうです。
およそ、味噌1キロに使う分の大豆を指示して、「この量で、何回くらいですか?」と尋ねたら、2,3回に分けたそうで。
いや~~、それは、普通の鍋を使うのと、どっこいどっこいの手間ではないか?と思ったのですが。
その方曰く、「圧力鍋の方が簡単よ」とのこと。
なんでも、圧力がかかるまでにも時間が必要だそうで。
煮ている時間は、およそ15分くらいと言っていました。
15分で煮れるのは魅力的。だけど、一回で煮れる量は、かなり少ないので。何回も同じことをしないといけません。
15分プラス、何回くらい必要なんだろう…?
でも、圧力鍋について、話を聞いて、私も試してみたいなと思ったのでした。
赤いひょうたんが、シャカシャカと震えていた!
圧力鍋の蓋の真ん中に付いている、赤いひょうたんみたいなものが。圧力がかかると動き出す!
はじめて見るから驚きました。
「取っちゃダメなのよ」と教えてもらう。
赤いひょうたんを取ると、そこから水蒸気みたいなものが出てくるらしい。
いやぁ。圧力鍋のことが、全くよくわかっていないので、ちんぷんかんぷんですが。
鍋には、圧力がかかっているかどうか確認できるポッチも付いていて。圧力がかかっていないときはポッチは上がっていて、圧力がかかっているとポッチは短くなるそう。
危険なものでもないということは、なんとなくわかってきました。
なにしろ私のまわりには、「圧力鍋は爆発して危険!」という人たちが多かったからか。私もその意見に洗脳されていましたが。使うと時間の短縮とガスの短縮になって、よいこともありますよね。
私が見た圧力鍋↓お値段が高いやつでした。
圧力鍋の値段は?
圧力鍋って、金額が高いイメージがあるのですが。
たしかに、高いものもあるけど、そこそこ安いものもあるらしい。
では、安い圧力鍋は爆発とかしやすいのでは…?なんて口から出てしまったら、「大丈夫よ!」と笑われました。
今は、そこそこ安い値段の圧力鍋でも、危険ではないようです。でもやはり、買うならしっかりした、お値段そこそこでも、レビューの多い商品が買いたいです。
圧力鍋の大きさは?
味噌のための大豆を煮るには、どれくらいのサイズの圧力鍋が必要なの?
そもそも圧力鍋って、どれくらいのサイズがあるの?
尋ねてみたら、イメージしていた「大鍋」よりも小さなサイズの圧力鍋でした。
でも圧力鍋としては、一番大きなサイズらしい。
そうか。圧力鍋は、一番大きなサイズを選べばいいのだな。
キッチンペーパーと水道水の使い過ぎについて
今回は、キッチンペーパーと水道水を、いつもより多く使ってしまった感があり、不覚でした。
味噌は発酵食で、米麹菌が生きているので、後のカビを防ぐためにも清潔な状態での作業が必要です。
そこで、1つの工程に、キッチンペーパーに付けたホワイトリカー消毒を欠かさなかったのですが。無駄にキッチンペーパー使い過ぎた気がする。
それと、自分の手を拭くのにも、多くのキッチンペーパーを無駄遣いした気がする。
その解決策として、来年は、複数回洗って絞って再使用できるキッチンペーパーを使おうかと思いました。
普通のキッチンペーパーよりも、量に対して値段が高めだと思いますが。ペーパー自体を無駄づかいするよりは、ずっとストレスがないように思います。
水道水の水も。まさか後片付けの洗い物で水を使うことが、こんなにストレスになるのかと驚きました。あと、最後にいっきに洗い物を片付けるのも大変でした。
来年は、そこらへんのところを、もう少し改善していきたいです。
圧力鍋と、キッチンペーパーと水。来年の課題です。
大豆の煮汁は料理に使える
大豆の煮汁は、大豆のおいしそうなにおいがします。
私は今年も、味噌玉作るときの調整として以外は、すべて流しに流してしまいました。
そして後から知った。大豆の煮汁が料理に使えることを!
ネット検索していたら、大豆の煮汁でカレーを作る人がちらほら。
コクが出ておいしいらしい。
たしかに。それに大豆の煮汁だから栄養もあるだろうな。
ということで来年は、大豆の煮汁を残しておいて、煮物やカレーに使ってみたいです!
以上、2024年の1人で味噌作りでした。
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