渋柿のアルコール漬けと干し柿作り

11月下旬に、13個くらいの少ない数ですが、渋柿を収穫しました。

「お礼柿」として、柿の木に1個くらいの柿を残しておきます。

今年の渋柿は、ホワイトリカーのアルコール漬けと、干し柿を作ることにしました。

スポンサーリンク

アルコール漬け~ホワイトリカーに浸して渋を抜く~

アルコールに浸す方の柿は、ヘタをホワイトリカーに5秒間くらい浸して、その後ジップロックなどで密閉して一週間放置。

ヘタは、干し柿用と同じく、ひらひら部分は取りました。

密閉袋の中に、ホワイトリカーを濡らしたキッチンペーパーを入れました。

去年は、3日も経ったらべちゃべちゃになってしまったのですが、今年は一週間経っても固いままで良好です。

そして、一週間を過ぎて数日経ったら、突如、実の表面が柔らかくなってきました。

熟し過ぎる前に、強制的に食べました。

大玉の渋柿は、しっかりと渋が抜けて、半熟になりかけの一番おいしい味に仕上がっていました。

出来が最高でした。来年も、干し柿作りより前に収穫した柿は、ホワイトリカーのアルコール漬けにしたいと思います。

干し柿の作り方

干し柿にする柿は、枝付きでないといけません。

アルコールの方もですが、柿をきれいに水洗いしてからはじめます。

柿のヘタのひらひら部分を取って、柿の皮も丸ごと剝きます。

枝に紐を結んで、沸騰したお湯の中に5秒~10秒間くらい浸して熱湯消毒します。カビ防止のためです。

今回は、長めに切った紐の両端に、柿を結びました。

煮沸消毒したら、そのまま干しに行きました。

今回は、2階の部屋の、風通しが良い窓際に、洋服を干すためのポールを設置して干してみました。

翌日の様子

翌日の朝。

干し柿の様子を確認しに行ったら、柿の表面に、ぽつんと白いものができていました。

カビなのか、糖分かなにかが中からでてきたのか、わからず。

とりあえずカビに近いものということにして、その部分をナイフで切り取りました。

白いものが出てきたのは、茶色い色になっていた部分でした。

今度干し柿を作るときは、皮を剝く段階で、茶色い部分はできるだけきれいに取り去ろうと思いました。

念のため、ナイフで切り取った部分を、消毒のため、ホワイトリカーで拭いておきました。

1個だけ、色が濃くて、もう一週間経ってしまったような姿をした子がいたのですが、その子も拭いてあげようと皮を触ったら、皮が破れて、オレンジ色のジューシーな中身が見えてしまいました。来年は気をつけます。

1週間後

1週間後。

1週間の間、いい感じに風通しが良く気温も低く、朝は適度に日にも当たる環境にいたので、カビらしきものはできていません。

試しに触ってみると、表面が柔らかくなっていました。

干し柿を干し始めてから1週間くらいしたら、手でやさしく揉んであげると、中身もバランス良く干し柿になってくれるそうで。

強く揉みすぎると破れてしまうので、ゆっくやさしく揉みました。

揉むと、中身の硬い実の部分が、少し動く感じがして、交わるかんじがします。

2週間後

2週間が経つと、表面の色が黒っぽく変色してきました。

触ってみると、中身も程よく柔らかくなってきていました。

もみもみして、中身をやさしく崩して、熟成を促しました。

3週間後

3週間経つと、表面は、もうすっかり黒っぽく変色して、しわも深く刻まれています。

もみもみするため触ってみると、全体的に強張って硬っぽくなってきているものもあり。

また、中身がやわらかいままのものもあり。

干し柿ができるのは一か月くらいだそうですが、2週間目くらいから食べられるそうで。

試しに1つ、試食してみました。

干し柿を割って(破いて)みると、じゅくじゅくしたオレンジ色。

食べてみると、濃厚なしっかりした甘さです。あんぽ柿と言っても過言ではないお味。

まだ3週目と、完全干し柿の中間地点のためか、種の周りなどはゼリーのようにつややかで、じゅくじゅくの状態でした。

干し柿は、表面に糖分の白い粉が出るそうですが、うちの今回の柿は、さほど糖分の白い粉は強くありません。でも味はしっかり甘いです。

4週間後

あっという間に一か月が経ちました。

干し柿の表面は、落ち着いた雰囲気になりました。

手で破いてみると、ジュクジュク部分も、干し柿の一部として定着したかんじ。

食べてみると、安定した干し柿になっていました。

干したまま保存しながら食べることに

出来上がった干し柿は、どうやって保存するのか、よくわからなかったので。

干したまま、そこから食べる分だけ取り外していくことにしました。

なにしろ今年は作った数が少なかったので、それでも大丈夫そうです

感想

干し柿作りは、干す場所や、埃や湿気など、ハードルが高いと思っていましたが、いざ作ってみたら、簡単で楽しく作れました。

来年も挑戦します。

お礼柿とヒヨドリ

柿の木に残しておいたお礼柿を、一羽のヒヨドリが食べに来ます。

熟れて甘くなったようです。

ピヨー!ピヨー!と大きな声で鳴きながら食べています。

「柿があるぞ!」なのか「ネコがいるから気をつけろ!」なのかわかりません。

来年は、野鳥たちのために、柿も残しておこうと思います。

スポンサーリンク
季節しごと
スポンサーリンク
スポンサーリンク
飯野真代をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました