
2023年。今年、関東では7月から、連日26度越えの熱帯夜です。
夜の屋外は多少涼しくなるけれど、室内は日中の熱がこもったままで、室温は30度前後の状態。
窓を全開にしていても、なぜか外から風が入って来るかんじが薄くて。
それが連日続くのだから、体も精神もまいってしまいます。
熱帯夜でエアコンをつけずに寝るには
窓を開けて換気する
熱帯夜にエアコンをつけずに寝るなら、まず第一に窓をしっかり開けて、風通しを良くすることが大切。
とりあえずは、空気の流れを作るために換気です!
夜は物騒だから、夏でも戸を閉めてしまう家では、空気の循環がないので室温と湿度が上がり、熱中症になりやすくなり、死亡するケースも実際に起きている。
実際、二階で寝ている場合などは、窓を開けて寝ている人も多いと思います。
防犯対策もしつつ、窓の換気も大切です。
エアコンで室内を冷やしておく
あまりに暑くて、どうしようもなかったら、寝る30分前くらいから冷房をつけて、室内を冷やしておく。
体の熱が落ち着くまで、冷房をかけておいて、そろそろ寝ようかという時にエアコンを切って、窓を開けて、扇風機をかける。
あたたかい湯船で入浴して、体に溜まった毒と熱を汗で出す
汗をかかないでいると、体の中に熱がこもったままの状態になってしまい、体感温度が上がってしまう。
お風呂では、心地よい温度の湯船に浸かって汗を出し、体から汗を出す。
お風呂上りは、しっかりと水分補給する。
扇風機やサーキュレーター
人工的に風を作り出すために扇風機を回す。
室内と外気の流通をよくするためにサーキュレーターを使う。
人間は幸いにも「汗をかく」ので、肌に微風が当たるだけでも、「気化熱」により涼しさを感じることができます。
扇風機の風に当たるだけでも涼しさを感じるのは、人間の利点。
もし電気が使えなかった場合は、「うちわ」や「扇子」が必需品になるでしょう。
夏は汗をかくことが、人間の暑さ対策のポイントなのですね。
ちなみに汗の調節をしているのは自律神経。
梅雨の時期から徐々に気温が上がっていくなかで、「冬春使用の体」から「夏使用の体」へと、変化させていくのも自律神経の役目。
近年は6月からいきなり猛暑日になったりするので、自律神経の調節が追い付かず、熱中症などになってしまうケースが多い。
でもいくら暑いからといって、体をいたわるためにエアコンにばかり入っていると、季節に対応した自律神経のはたらきが狂ってしまう。
小さな子供や高齢者は、無理をしない程度にエアコンを利用することが大切ですが、
若者は、体に少し圧をかけてもよいのかもしれません。
今は気候変動が激しいので、ほどほどに、知恵を使って、自然に寄り添った体づくりを大切にしたいです。
今朝、NHKの「あさイチ」でやっていた暑さ対策が、ヨガの呼吸法「シータリー」というものでした。
ヨガはもともと、暑さ対策のために呼吸法を使っていたとか。
舌を出して、舌の先を丸めて、ストローを吸うように息を吸い、同じ舌の形を保ったまま、ゆっくり息を吐く呼吸法。
実際に試してみたら、たしかに舌から冷気が入ってくる。
舌を丸めることで、呼吸の通り道も狭くなり、呼吸するときの空気の量も制限されてゆっくりになるので、自律神経も整うそうです。
詳しく知りたい方は、調べてみてください。
液体は熱を吸収して蒸発し、気体になります。
この時に吸収された熱のことを「気化熱」といいます。
その際、熱を奪われた物質の温度は下がります。
地面に水をまく「打ち水」も、この気化熱の原理をつかって涼しくするもの。
肌の汗が蒸発する際、体の熱を吸収するので、涼しさを感じることができるのですね。
冷感グッズを購入しました
こんなかんじで。睡眠中にエアコンを使わない代わりに、冷感グッズを購入しました。
外の猫が暑さに耐える姿に頭が下がる
今年、関東では連日、猛暑日と熱帯夜が続いています。
うちの敷地にいる地域猫たちが、日中の猛暑に耐えて横たわっている所を見ると、エアコンに入って涼むことができる人間の自分が、申し訳なくなってしまいます。
猫の祖先は砂漠地帯に住むリビアヤマネコだそうで。暑さには強いということですが。日本の蒸し暑い酷暑を、なんとか生き延びてもらいたいものです。
水の少ない砂漠に住んでいたので、もともと水をよく飲む体質ではないそうですが。日本の夏では水を飲まないと熱中症になってしまうので、ときどき冷えた牛乳を少しあげています。冷たいのが苦手な猫だけど、ここまでくるとそんなのどうでもよくなって、よく飲んでいます。
外猫の暑さ対策も、なにかいいものはないかと探してみましたが。今のところ、寝ている横にロック氷を置いてあげることくらいしかできていません。
でも、猫は一言も弱音を吐かずに、えらいです。
まだ7月なのに、ここまで暑さが続くと、悟りを開けるくらいに、諦めの気持ちが芽生えてきました。
室内が少々生ぬるくても、自律神経の力で、汗の気化熱を利用しながら。呼吸を穏やかにして、夏の暑さに体を順応させながら。できるだけ、自然の状態を体に教え込んでおくことも、大切なことではないかと、今年、あらためて感じています。
追記:8月の夜
2023年。7月は、上記のようにして過ごしていたのですが、
8月に入ると、体が変化してきたのか(単なる夏バテ)。氷枕とアイスピローシートを、あまり使わなくなりました。
使うと逆に、体に熱がこもってしまい、体の熱の調整が効かなくなり、不快なまま眠れなくなるのです。
そこで8月に入ってからは、アイスピローシートとアイス枕を包んだタオルを、枕の横に置いています。
そばにあるだけでもお守り替わりになると思い。
あとは、窓を全開にして、扇風機を一晩中かけっぱなしにして。
お腹の部分や足の部分に、タオルケットを被せて寝ています。
引き続き使っているのは、竹座布団。
竹座布団だけでも、真夜中に暑さで不快になるようなことがなくなりました。
エアコンで部屋を冷やす
同じく8月。とうとう夏バテが限界になりました。
なぜって、7月頭から熱帯夜とがむしゃらに向き合い続けてきて、精魂尽き果てたのでした。
体に熱がこもるようになり、湿気過多で息ができない状態に。
そこでとうとう、寝る前にエアコンをつけて、その部屋で涼みながら部屋と体を冷やしてから、エアコンを消して、扇風機をつけっぱなしで寝るようになりました。
エアコンを消して窓を開けると、むわ~っと生ぬるい空気が部屋の中に押し寄せてくることも連日でしたが。いったん部屋を冷やすと、タオルケットを足にかけて寝ても大丈夫なくらいには涼しくなります。
綿の敷きシーツが冷やされるだけでも、かなり寝入りやすくなります。
夏バテが続いていた中、サウナを知る
夏バテは、自律神経の乱れで起きる症状。
ちょうど今の時期にスタートしたドラマ『湯遊ワンダーランド』の存在を教えてもらいました。
ともさかりえさん主演の、女性サウナドラマです。
今まで一度も「サウナ」の本当の入り方を知りませんでした。
水風呂スルー人間だし、「外気浴」なんて聞いたこともありませんでした。
「ととのう」というのは、サウナ好きにしかわからないマニアックなものだと思っていました。
それが、このドラマのおかげでサウナの「ととのう」に興味が沸いて、サウナの本当の良さに気づかせてもらったのでした。
なぜ、サウナの「ととのう」を経験してみたくなったかというと、
サウナで「ととのう」ことで、自律神経が整うから。
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