3月26日。用事があって神楽坂駅に行きました。
郊外からわざわざやって来たので、そのまま帰るのももったいないと思い。神楽坂周辺の観光をしてみることにしました。
観光スポット+桜が咲く季節なので、型落ちのミラーレスカメラを持参。
でも昼時の神楽坂は人が多くて、馴れない手つきでカメラ撮影しているのも恥ずかしいし、通行の邪魔になると思ったので、スマホ撮影でスタートです。
赤城神社
朝一。神楽坂駅の裏手にある赤城神社に立ち寄りました。
白い桜が咲いていました。
スマホのカメラで撮って、明るく調整したら、こんなかんじ↓


観光地では、お金を落とさないとね。ということで、うさぎの張り子のおみくじを買いました。

手前にあった子に引き寄せられたけれど、おみくじの内容は「桜の盛りが過ぎて雨に降られて散る…」というもので、地味に困惑しました。
一日が経って振り返ってみると、確かにおみくじの通りとなりました。神社のおみくじ、侮れません。
善國寺
神楽坂駅から飯田橋駅に向かって神楽坂通りを下って行く途中にある善國寺。七福神の1人、毘沙門天が祭られている、コンパクトな敷地の日蓮宗のお寺です。
お堂の中は撮影禁止でした。印象としては、「日蓮宗」らしい雰囲気でした。色が鮮やかで独特な澄んだあたたかい空気というか。うちは日蓮宗なので、馴染む空間でした。
狛犬は、毘沙門天の使いとされた虎だそうです。
ミラーレスで撮ってみました。
設定はAモードで。
今回は、明るさ調整をしてみました。明るさ調整をすると、全体の見え方が違う。


神楽坂の横道
神楽坂と言えば、花街や料亭などがある石畳の風情のある道ですが。神楽坂通りだけを歩いていては見つからないのだということに今回ようやく気付く。横道に行かないと、石畳の道にはつながらないのですね。
とりあえず、どこのなんていう小道かわかりませんが。歩いてみました。お料理屋さんや、さりげなく雑貨を売っているお店もありましたが。ほんとうにささやかな。静かな裏通りです。
ミラーレスで撮りましたが。時々人が通るので、パシャッと簡単に撮りました。
民家も建っているので、あまり開けっぴろげに撮るのも失礼です。
行った…という記録として。


靖国神社
神楽坂を過ぎて、飯田橋駅の横を歩いていくと、あっという間に靖国神社に到着。
ミラーレスカメラで撮影したものの、普通の写真。

すでに午後の1時を過ぎていたので、鳥居の傍にある八千代食堂で、玉子丼と会津そばのセットと、レジ前に置いてあった明太子おにぎりが魅力的で、それも頼みました。
この日は人がいっぱいいて、料理が出てきたのは2時近くになっていました。
お腹が空いていたので、さっそく食べ始め、しばらくしてからようやく、写真を撮るのを忘れたことに気づきました。
玉子丼は、完璧な素朴な味でした。
八千代食堂の玉子丼について。陸軍指定食堂となった富谷食堂の女将、鳥濱トメさんは、飛び立つ特攻隊員たちを慈しみ続け、「特攻の母」と呼ばれた方で。そのトメさんが作った玉子丼を、そのままのレシピで、トメさんのお孫さんが再現されたメニューだそうです。
私の祖母の半ば恋人だった人も、特攻隊員として命散ったそうです。祖母が亡くなった今も、その方の手紙がたくさん出てくると母が言っていました。「私が死んだら…」のような内容の手紙が、たくさん。
靖国神社の遊就館では、亡き日本兵たちの遺品や、一階ホールにはゼロ戦も展示されています。
人間魚雷の乗り込む席の背もたれには、軽量化のための穴が開いている設計であると書いてあって、言葉が出なかった。
私は今世、女性として生まれてきて、体もさほど強くないので、戦争など全く興味関心がないから、ゼロ戦を見ても日の丸の旗を見ても、政治・戦争などの道具としか思えないけれど。
人一人の命が、どうしてこんな目に遭わないといけないのかと、疑問を持たざるを得ません。
靖国神社には外国から来た観光客もけっこういました。みんな、外のデッキに座って軽食を食べていました。旅行者というのは、旅先ではあまり豪華な食事をしないのは同じか。
皇居
靖国神社を出て、自動車道を渡るとすぐに皇居の公園の入り口に到着。
学生の頃はずっと東京に来ていたのに、靖国神社や皇居に来たのはこれが初めてです。
靖国神社と皇居が近いのは、つながりが深いからなのでしょうね。
公園内に入る前に、皇居専属警察官の荷物検査を軽く受けて、公園の敷地に入りました。
その敷地内に日本武道館があるなんて、はじめて知りました。そしてこの日、日本武道館では明治大学の卒業式があって、袴姿の若い女性が彩を添えていて。中国人の卒業生は中国のお姫様みたいな装いでした。韓国の女性もいて、チョゴリがウエディングドレスみたいでした。
皇居の公園にも外国人の観光客がたくさんいました。スペイン語が多かった。
江戸城本丸跡地に登ってみたけれど、狭いし何もないし、見晴らしも面白くない。

東京駅に降り立ったついでに、観光地らしき場所を求めて来るのでしょうか。
公園にはちらほら桜が咲いていました。
ミラーレスの望遠側で撮影してみる。
桜などは、目で見たよりも暗く写されると、こいしゆうかさんのエッセイ漫画に書いてあったので、明るさを、いくつかプラスにして撮ってみたら、たしかにきれいな印象の桜になりました。


観光地には必ず、一眼レフカメラやミラーレスカメラを持っている人がいて。それを見るとうれしくなる。私が所持しているのは型落ちですが。
みなさん、黒いカメラがほとんど。海外の観光客も、ニコンなど日本のメーカーのカメラを持ってる人もいました。
やはり、旅の記録には俄然カメラ、という人はどこの国にもいるのですね。
桜を手前にして、背景に東御苑をぼかした構図↓明るさも少しプラスにしました。

東御苑御苑などの皇居の売店には、お財布や本真珠のネックレスがお安い値段で売っているとネットに書いてあったのですが、物価高のせいか、ネットに書いてあった値段より2倍くらい高くなっていて、買う気が失せました。
東京駅へ行くために、大手門から出ました。
3月なのに5月並みの暖かさの、この日。晴れているはずなのに、空は曇り色の霧がかかっていました。黄砂なのか光化学スモッグなのか。
大手門から出ると池がぐるり取り囲んでいるエリア。池には城の石垣と、対照的にビル群が映ります。
和と近代の競合。徳川幕府も驚くだろう光景。


桜を手前に、背景に大手門をぼかした一枚↓

池に沿って歩き、車道の横断歩道を渡ってまっすぐ進んでいくと東京駅。私、東京駅のこの全貌を生で見たのははじめてでした。〇〇年間何してたんだろう…。

おわりに
その後、東京駅にあるというミッフィースタイルというミッフィーグッズのお店を、グーグルマップ片手に探し回り、地下にあったせいで、なかなか見つからず、へとへとになって。東京駅はやっぱり迷宮すぎて地獄…。
リュックの中には、型落ちの小型軽量といっても立派なレンズの付いたミラーレスカメラが入っているので、ずしりと重量感が肩にかかり、まるで長距離旅行をしている最中の歩き疲れの気分です。
帰りは性根尽き果て、秋葉原駅のサーティーワンアイスクリームで、期間限定のほうじ茶アイスを食べて岐路に着きました。朝早く出かけたのに、帰りは暗くなってしまっていた。
この日は、去年の桜の時期よりワンステップ進んで、ミラーレスカメラの明るさ調整機能を使ってみました。
去年の桜よりも一眼レフ感がアップした感じがします。
今度は、色調調整機能やisoの変更などにチャレンジしてみたいです。
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