なるほど。自然栽培のネズミ・モグラ論

自然栽培の本を出版されている竹内孝功さんのブログに、「畑のネズミ・モグラ対策」に関する記事を見つけました。

わかったこと

  • モグラは肉食で、ミミズや虫の幼虫を食べる。野菜は食べない。
  • 畑のネズミを増やさないために、他の動物を入れる
  • 種の温床なども、ネズミの巣になってしまう
  • カラスや猫など、天敵の目が届くように、草ボーボーにしない。
  • チューインガムでネズミ対策

などなど。とても参考になりました。

あらわになった、クマネズミの存在(うちの場合)

新しい場所(家と地続き)で畑をはじめることになりましたが。

去年、整備で大型の草刈り機が入ったあと、クマネズミの存在があらわになりました。

たぶん、それまで草ボーボーだった場所に巣を作っていたのだと思います。とつぜん、ものすごい機械音と振動に驚いて、家の天井裏に逃げて来てしまいました。


生まれてはじめてのネズミ駆除法は、粘着シートを買いました。

玄関の下に銀杏の実の殻があったので、その場所にシートを隙間なく並べておいたら、さっそく一匹かかりましたが。クマネズミの姿のかわいいこと。

母と一緒に、野花を添えてゴミ袋に入れて、お線香をあげて、火葬場(清掃工場)に引き取ってもらいました。(その晩、母の夢に、若者の姿になったネズミが出てきて「お線香まであげてくれてありがとう。大丈夫ですよ」と言ってくれたらしい。)

その後わかったことですが。イギリスでは、ネズミ駆除のために粘着シートを使うことを禁止する法律が成立したそうです。シートにかかったネズミの状況を、人間に置き換えて語ったような口上です。

ただ、粘着シートの粘着力はものすごく。ネズミ以外の動物がかからないようにしないといけません。

私の場合は、猫や鳥が入れないような、玄関の下の、奥の方にひっそりしかけてありますが。初回では、人間でさえ引っかかってしまったので、慎重に行わないといけません。

粘着シートから離すには、ベビーパウダーを使うといいそうですが。そんなことにならないように、仕掛けるのがベストです。

これでひと段落ついたかと思いきや。その後もクマネズミの足音は途絶えず。

粘着シートにかかったのは、今のところ合計2匹(2匹目は、発見したときにはすでに魂の抜け殻になっていました)。

うちの敷地で暮らしている、地域ネコのたびちゃんが、2匹(それ以上かも)仕留めてくれました。

ネコちゃんがいるので、毒は置きたくありません。これ以上の危険を感じたら、駆除の人を呼ぶことも考えてしまいます。

ネズミは、人間の生活環境にとって「悪」とされていますが。ネズミだって、自然が作り出したもの。役割があって存在しています。

たくさんの子供を産むのは、それだけ天敵に狙われやすいから。

すべての生き物が、自然の中で調和とバランスが保たれて存在していれば、「なんとかなる」のではと思います。この世に不要なものはないというのが、自然農法の考え方。

自然環境を取り戻すことの大切さ

上記のブログ記事で知りましたが、モグラは縄張り意識が強く、広いエリアに一匹しかいないそう。しかも野菜は食べないなんて。モグラが好きになりました。

一方ネズミは、やはり野菜の根や実を食べます。

ネズミの害の原因として「人害」があるそうです。

その環境に、自然な形で手を入れていれば。環境は整い、あらゆる害も減るのだろうと思います。

一方的に敵視せず。別の視点から見てみることの大切さ。

人間も自然の一部だから。同じく生きている他の生き物にも配慮が必要だと、気づきました。

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