
カリンバを買いました。
数年前から気になってはいたものの、よくわからないので保留にしていましたが。
Elvisのコンサートウクレレを買った時期に、急にカリンバを手に入れたい衝動に駆られて。ららぽーとにある島村楽器で実物を確認。でもよくわからなかったのでその日は買うのを断念し。
それから数日間、カリンバについてネット検索して情報を集めて、最終的にAmazonで購入したのがHululuのソリッドカリンバです。
カリンバの選び方
カリンバの型には2種類あって。一つは箱型で穴が開いているもの。もう一つは一枚板のもの。
箱型は、中低音の鳴りが良いが、高音は響きにくく、少し物足りない音になります。
一枚板は、箱型より音が小さめだけれど、高音のキーでも響きがある。音が小さめなので、家で奏でていても近所迷惑になりにくい。
またキーの形も、大きく分けて2種類あり。一つはストレートキー。島村楽器で売られていたOne toneのカリンバはそれ。もう一つは丸みを帯びた曲がり方をしているキーで、ストレートキーより指が痛くなりにくい。
キーの数は、小さなおもちゃカリンバだと8キーなどから、白鍵のみの17キー、黒鍵入りの21キーや34キーなど様々ですが。小さ過ぎると楽器としては微妙な音で。黒鍵入りだと値段は高いし、はじめてならば手持無沙汰。はじめてカリンバに挑戦するなら17キーが基本のようです。
Hululuカリンバ
どのカリンバにしようか試行錯誤して、最終的に決めたのが、Hululuのクラシックという名前の一枚板カリンバです。

鈴蘭小道さんというカリンバユーチューバーのYouTubeで紹介されていた、Hululuのローズウッドのそれを見て決めましたが。ローズウッドは値段が高めだったので躊躇して。
探しに探したところ、同じ形でサペリ材の物が、値段も少し安めで売っていたので、それをポチしました。
しかし発送元が中国で、この時期の中国は春節と微妙に重なっており。届くまで3週間以上待ったように思います。
首を長くして待ち続け、音を奏でてみたら、はじめは少し小さすぎて籠っている音に感じましたが。数日奏でていたら、まろやかで優しい、響きも深みがある音になりました。
このHululuカリンバだけで十分だったと、後になって思うのですが。
音の探求欲求が収まらず…もう一つ、買ってしまいました。
スミヤカカリンバ
スミヤカさんのカリンバ、というのが、カリンバ沼の人たちの間で有名なのだそうで。
はじめに買ってみようかと思ったのがスミヤカのオクメカリンバでした。でも春節の時期だったからか、3つあるカラーがすべて売り切れ状態。
Hululuが届いてすぐに、スミヤカの3カラーが再販されていて、手に入れたい欲求が収まらず。Hululuの音が若干籠り気味に思えていたので、「音の抜けが良く、よく響く」と評判の、アフリカシタン材の「赤月猫」を、Amazonでポチしてしまいました。
かなり興奮していたスミヤカカリンバのお出迎え。
Hululuよりも2倍くらい早く届きました。
開封の儀~、をしたいくらい興奮していました。



ここ数年、どんどん物価高になって、カリンバの値段も年々高くなってきているようで。そのせいもあって、カリンバ、気になっているなら、今が買い時なのかも、と思い立ったことも、突然のカリンバ購入の理由。
Hululuカリンバとスミヤカカリンバの比較
Hululuカリンバとスミヤカカリンバを並べてみました。

持ちやすいのはHululuカリンバ。スミヤカカリンバの赤月猫は、地味にずしっと重い。
音は、といいますと。
Hululuカリンバは、優しく抑えられた音で、低温の響きは「どんぐり」のような雰囲気の、なんとも心地よい音色。
スミヤカカリンバは、予想外に低音を奏でる際に、爪の音がうるさく出てしまい、戸惑いました。
音の違いはキーにあると思います。


Hululuカリンバのキーの方が、厚みがあってしっかりしている。
スミヤカカリンバはLing ting製のキーを使っているらしいですが、Hululuのキーより薄くて細くて。言葉のイメージとしては「軽い・繊細・敏感」。
敏感な性質が悪い方に出てしまい、ちょっと爪や指が触れただけで、ビビり音が出たり爪音が響いたりしてしまいます。Hululuカリンバと比べると、個人的には引きづらい。
…私はHululuカリンバだけで十分だったなと、後になって後悔。
音を録音してみた
スマホの録音アプリを使って、生音を適当に録音してみました。
気弱な音になっているので…いつしか上手く奏でられるようになりたいです。
スミヤカカリンバ、アフリカシタン赤月猫の音↓
Hululuカリンバ、サペリの音↓
音と引き心地で言えば、そうですが。
スミヤカカリンバの良いところは、キーの刻印が見やすいところ。


Hululuのキーの刻印は、色が付いていないので、光に当たったり、位置によっては見えません。
スミヤカカリンバのキーの刻印には、グレー系の色が付いているので、見やすい。そのためか、弾くスピードも軽やかに早くなります。
今のところは、Hululuは本気。スミヤカは初っ端練習として使ってみようかなと思っていますが。
赤月猫のサスティーンの長さと抜けの良さが、実は個人的にあまり好みではなかったかもしれないという事実に困惑。
奏でていくうちに、馴れるでしょうか。
スミヤカさんのカリンバセットの中に入っていた練習BOOKの曲は、思ったより難しい。でもなんとか、一番最初の簡単レベルの「きらきら星」を、それらしく弾けるようになりました。
ウクレレと違って、寝る直前に適当に奏でても、なんとなくうるさくない感じなので。カリンバ、続けられそうです。その音はまるでオルゴールなので、疲れた心と体が、とにかく癒されます。
カリンバの調音
スミヤカが届く前日。Hululuのカリンバを地味に低い位置から床に落としてしまいました。
そしたら音がズレてしまいました。5(C・ソ)の音が低くなってしまいました。
こんなに早くにハンマーを使うことになるとは。
カリンバの調音は付属のハンマーを使います。
頭部分のキーを叩くのはまだ楽そうですが。音を高くしたい場合はキーの下部分から上方向に叩かなくてはいけません。
やりづらいし、数回優しく叩いても音がなおらなかったけれど。ネットで検索して方法がわかった。
板を逆向きに立てて、上から優しく叩けばよかったのです。そしたら簡単に音が高くなりました。

あと気をつけることは、カリンバのキーは金属なので、水分や湿気はご法度。梅雨の時期などに放置しておくと錆びてしまうこともあるみたいです。気をつけなければなりません。
コメント