自然栽培をしていると、「つなぐ」ということが少しずつできてくる。
種とりからはじまって、ニンニクや里芋など。色々な野菜の「つなぎ方」がわかってくる。
今年になってようやく、「ジャガイモ」をつなぐことに意識が向きました。
収穫したジャガイモを種イモにできるのか
ジャガイモは、春と秋の2回、育てることができる野菜。
夏の暑さと冬の寒さが苦手なので、その間の期間に育てます。
春に植えつけるジャガイモは、どんな種類でも大丈夫だという。
なぜなら、3月頃の寒い時期から、暖かい時期に向かって季節が進んでいくので。ジャガイモはそれにあわせて自然なタイミングで「休眠打破」して芽が出るから。
品種によって、休眠期間が異なるのがポイント
6月の梅雨入り前に収穫したジャガイモは、夏の暑い時期を休眠して過ごし、9月頃の少し涼しくなってくる時期に目覚め、再び芽を出しはじめます。
でもジャガイモの種類によって、休眠期間が長い品種と、短い品種があるらしい。
男爵やキタアカリなどは、休眠期間が長いので、9月頃にはまだ芽が出ていないことが多いのだそう。
芽が出ていないと、その後の成長にも影響があり、それどころか発芽する前に真冬になってしまうことも。
一方、デジマやアンデスレッドなどは休眠期間が短いため、9月頃には芽が出始めている。
芽が出ていれば、その後の成長もスムーズに進み、3か月後に収穫することができるということ。
男爵は、とくに休眠期間が長いそう。
だけど、キタアカリなど収穫した春ジャガの中に、小ぶりで発芽している芋があったら、それを秋ジャガとして植えつけることもできる。
温暖な地域だと可能だけど、寒い地域だと、やはり休眠期間が短い品種を使う必要があるのだろうな。
うちの保存ジャガイモは、9月頃になるとちょうど発芽する子たちが多いので、今度は、発芽した小ぶりなジャガイモを秋ジャガとして植えつけてみようと思います。
秋ジャガに適したジャガイモ
デジマ
秋ジャガといえば「デジマ」なのだそう。
凹凸のないなめらかな表面で、小ぶりな芋が収穫できる。
皮が薄く、やや粉質。調味料の味がしみこみやすく、おいしく調理できる。
アンデスレッド
春ジャガ秋ジャガどちらもOK。
皮は赤く中は黄色。
ホクホクして煮崩れするタイプ。甘味がある。
ポテトサラダ、コロッケ、ジャガバターなどで。
ニシユタカ
多収穫で大きめの芋ができる。
煮くずれしにくいねっとり系。
カレーやおでんの具材向き。
収穫した秋ジャガを、来年の春ジャガの種芋にできる
秋ジャガは、春ジャガよりも収穫量などが劣るという。
でも秋ジャガが収穫できたら、その中から良いものを選んで、来年の春ジャガの種芋にできるという。
秋ジャガは、来年の種芋のためにも、作っておいて損はないのかも。
「ジャガイモ栽培.com」というサイトが、丁寧に説明されていて参考になりました↓
おわりに
今年は、保存しているジャガイモから芽が出ていたら、「植えつけられる種イモ候補」として、大切にしたいと思います。
ポイントは、春ジャガで収穫した芋は、大きいものを食べて、小ぶりなものを秋ジャガの種芋として保存しておく。
秋ジャガで収穫した芋は、良い形のものを春ジャガの種芋として保存しておく。
今年は偶然にも、春ジャガとしてアンデスレッドを育てているので、収穫したら、小ぶりなものは秋ジャガの種芋にしてみようと思います。
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