夏の土用入りまでに草刈りをしてみる

7月19日辺りから土用に入るという。

土用に入ったら、土用が開けるまでは「土をいじってはいけない」という言い伝えがあって。

とくにいけないのは、土木工事などの、大事で土を掘ったり移動したりする行為。

土用期間中にそれをすることで、自身の体調が悪くなったり、または行った事柄に悪影響が出てくるといいます。

大きな規模での土いじりは厳禁として。

畑や庭などの、草刈りなどの土いじりに対しては、「行っても差し支えない」流派と、「地面の土に手が触れること自体が危険なので、そのようなことは一切せずに、その期間は家の中の掃除や片付けなどをして過ごす」という流派があるようです。

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実際に、土用期間に菜園の土いじりをしなかった結果

土用期間というのは、「春から夏・夏から秋・秋から冬・冬から春」という4つの季節の間に入っている土の性質をもつ五黄土星の期間であり、「季節の入れ替わりの時期・自然のエネルギーが次の季節へ模様替えをする期間」です。

春夏秋冬の4つの季節の間に土の性質が入ることで、季節から季節への極端な変化を防ぎ、ワンクッションを置く効果が出てくるのですね。

実際に、思いつきで春の土用期間に、菜園の土いじりを自粛してみました。

しかし春の土用期間は4月半ば過ぎから始まり、5月のゴールデンウィーク開けくらいまでの、とても心地よい時期に重なるので、外で自然に触れたくなる強い衝動に打ち勝たねばなりませんでした。

春の土用期間の畑の様子を、プランターいじりしながら見守っていたところ。

気づいたのは、「春の土用期間の間には、雨も順調に降ったこともあり、土用前に土の中で眠っていた植物たちが、今よとばかりにすくすくと成長をはじめた」ということ。

雑草が伸び始めたら、切ってしまいたくなるのが人の常ですが。

土用期間というものを、あえて利用して、自然に手を出さない期間とすると。その間に自然のありのままの経過を見ることができました。

私が「刈ってしまいたい」と思う草に「ナガミヒナゲシ」という花がありますが。ナガミヒナゲシは春の土用期間を使って一気に花を咲かせました。

花を咲かせれば実ができてしまい、実がはじけ飛んでしまえば後の祭り。来年はその分のナガミヒナゲシが、雑草として出てくるわけですが。

土用期間中にきれいな花を咲かせたナガミヒナゲシを、土用開けに一気に刈り取りました。実ができる前に撤去することができたように思います。実際、ナガミヒナゲシの花自体はきれいなので、春の菜園にオレンジ色の小花が映えて、なかなかよい光景でした。

気候も独特の土用期間

季節から季節へ移り替わる時期のせいなのか。雨が多かったりと、いつもと少し雰囲気が違う土用という期間です。

気候が一辺倒ではないので、植物たちの成長が加速します。

同時に、前の季節を生きた植物たちは、衰退の流れを辿っていきます。勢力が衰えて行って、茶色く色あせていって。

土用期間が終わると、初夏使用の植物たちが緑に冴えわたり、春使用の植物たちを飲み込んでいきました。

土用期間に入る前にやっておく畑作業

そんな様子を見ていて実感したのが、「土用期間に入る前に、しっかりと草刈りを済ませておこう」ということ。

土用期間に入れば、次の季節に向けての模様替えが進むわけですから。

土用期間に入る前に、終わる季節の状態を一度リセットさせておかないと、土用期間中にごっちゃごちゃになり、土用が開けてからの作業が一苦労になる。

でも土用前に古いものをリセットしておけば、次の季節使用に自然と変化していくのだから、こちらが手を加えなくても、自然に沿ったきれいな状態が成立していくという。シンプルにみたら、そういうことかと。

とにかく土用期間には、一気に植物たちの成長が加速されるのです。

この土用期間中には新月・満月の力も加わるというのも大きいと感じました。

土用期間を、植物の成長時期にするのが適せんなのだ、というのが私個人の意見。

おわりに

ということで、夏の土用期間に向けて、徐々に菜園の草刈り作業をしています。

2024年。今年も去年に引き続き異常気象に見舞われ、7月に入ってから連続熱帯夜で、関東は昼夜問わず蒸し暑く寝苦しい夜が続いています。梅雨時期なのに、日中に農作業をして熱中症で死亡する人もいるくらいの蒸し暑さなので、いくら私でも、そんな中での外作業はしていません。

早朝4時半から6時までの時間は涼しいかと思えば、昨夜と同じくらいのモワンとした蒸し暑さのまま。菜園内もモワン。蚊はいるし。

蚊取り線香を片手に掲げて、あっという間に時間が過ぎ去ります。

そんななか、久々に30度以下の日(雨まじり)が出てきたので、そんな日を見計らっての作業です。

夏の土用期間。畑はどんな様子を見せてくれるのでしょうか。

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