私の顎関節症治癒への道のり

30代になってから、本格的に「顎関節症」になりました。

私の顎関節症の原因は、過去に行った「歯や骨の矯正」。

人の手の力や、器具によって行われた「矯正」は、自然が作った「自然な形」を、「不自然な形」に変えてしまうこと。

1つのパーツがずれると、他のパーツにも影響が出ます。

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顎関節症。私の場合。

本格的な顎関節症。私の場合「口が開かない」状態になってしまった、ということ。

食べ物が口の中に入らないし。口を開こうとすると、ある一定の場所で「カクッ!」と大きな音が鳴り、変な角度で口が開く。口を閉じる時は、同じルートを辿るので、変化球のような動きに。

これはもう「治療」するしかない段階だと判断。

顎関節症の治療は、歯科医や整体だけ?

調べてみると、顎関節症の治療は「歯科医」や「整体」でやっているようでした。

歯医者さんでは、顎関節症がひどい場合だと手術をしたり、気長に矯正器で現状維持のような形になるよう。

それだと、お金や時間はかかるし、口腔への違和感があるし、「治る」と断定しているサイトがゼロ。

私は整体に行ってみることにしました。

整体で行った顎関節症治療

整体の顎関節症の治療は、手技による口の中の骨格の調整でした。肩こりや腰痛と同じ「力技」。

一見、治る方向に進むように思えましたが、結局症状は変わらず。

肩こりや腰痛と同じで、人の手による力技は、その時だけ症状が軽減するもの。時が経てば、体はまた「自分なりの自然な方向」に戻ります。あとに残るのは「揉み返しのような違和感」。

長く通えば、お金だけがなくなっていくと判断して、3か月くらいで止めました。

顎関節円盤

その整体師さん曰く、口腔内から押してみると、顎関節円盤辺りが、強引で治らないとのこと。

ネットで調べてみると、顎関節円盤がずれたり変形したりすると、「口が開かない」「口を開ける時にカクッと音がする」など顎関節症の症状が起きるそう。

顎関節円盤を、確実に元の位置に戻せると断言しているサイトはゼロ。「うまくいけば」程度。

骨格のパーツの不具合によって起きる症状、ということになりますが。では顎関節症は一生治せないのか?

治すすべもなく、手に入る情報は希望のない難しいものばかり。これが「人体」か・・・。崖から突き落とされた気分になりました。

エネルギーワークに挑戦してみる

西洋・東洋医学に頼れなくなった私が、次に試したのは「エネルギーワーク」。

目に見えない領域の「エネルギー」に働きかけて、症状を治していく方法。

この機会に、よくわからないままに「ライトワーカー」として生きる決意宣言もしてみました。

クォンタムタッチ・ヒーリング

私が、はじめに試したエネルギーワークは「クォンタムタッチ」でした。

クォンタムタッチには、遠隔ヒーリング技法があって、「骨格調整」も行えるというので、技を会得したいと思いました。

海外から招いたティーチャーの、ワークショップに参加しました。

もともとスピリチュアルや精神世界が好きだったので、学べてうれしかったです。

ワークショップには、同じ波動を持つ人たちが集まるので、仲間意識も生まれやすい。

みんなそれぞれ「悩み」を抱えて受講しているので、ワークショップ中に、怒涛のエネルギー昇華をみんなで力を合わせて行うことが、魂の学びにもなります。

クォンタムタッチは、実際にアメリカの医療現場でも使用される技術だそうです。

クォンタムタッチは、セラピストの手を通して、クライアントの体内に、宇宙のエネルギーを注ぎ込む技法です。基本以上のクラスでは、形の「シンボル」も使うので、日本発祥の「レイキ」に似ているように思います。

治すのはセラピストではなく、クライアント自身に宿っている「ヒーラー」。

セラピストは、宇宙のエネルギーを通す「パイプ」であり、エゴのない状態です。

「クォンタム」とは「素粒子」のこと。

呼吸を使ってエネルギーを通し、イメージやシンボルによって素粒子の質を変化させます。

エネルギーヒーリングで骨格調整

エネルギーヒーリングで骨格調整できるの?

できます。

ワークショップで知り合いになった方2名ほどにも、後に施術してもらいました。やってもらっているときは、温かくなって心地よい。

・・・でも持続しない。

体は、自分にとっての「自然」な状態に戻るのです。

エネルギーヒーリングで、心や体を癒す、調整することは、できます。

でも根本が変わらないと、心も体も「変化」を持続できません。もとの状態に「戻る」のです。

では「根本ってなによ」「どうしたら変わるっていうのよ」

エネルギーワークについて思うこと

エネルギーワークは、私自身が「好き」だから学びました。

その後も、ワークショップや本などで、色々なエネルギーワーク・クリーニングメソッドを、学びまくりました。エネルギーワークは、やればやるほど、自分とのつながりができますが、1つの種類のメソッド、または「エネルギーワーク・クリーニングメソッド」という枠だけにすがろうとする限り、ある一定の壁から先に突き抜けることは困難であると感じました。

ただ、この世で生きる中で、基本的な大切なものが「エネルギー」だということは確かなようです。

エネルギーとは「気」「マナ」「癒し」「無償の愛」などのことで、「枯れない泉」のようなものです。

心身が不調になるのも、エネルギーのバランスが崩れているから。

現代は情報化社会で、昔のように自然と共存していた頃に比べるとますます、見えない「エネルギー」を感じ取る感覚が退化してしまっています。

見えないものを「感じ取る」感覚が、自分の中にあることを自覚してこそ、心身の不調になるものにアクセスすることができるのです。

耳たぶまわしで顎関節症が収まった

その後も、Amazonを使って、体のための本を探しまくり読みまくりました。

そこで偶然出会ったのが「さとう式リンパケア」

さとう式リンパケア

さとう式リンパケアを考案した佐藤先生は、歯科医師さんです。

歯の治療に来る患者さんの顎関節症を、どうしたら治せるだろうと。専門の歯科以外の方法を調べ、考えついたのが、「耳たぶをやさしく動かして、外側翼突筋という部分に振動をあたえ、緊張した筋肉をゆるめ、歯の食いしばりを緩和させ、顎関節症を軽減させていく」というもの。

私がはじめ、この本を買った理由は、口の周りのほうれい線と、顔のリフトアップが目的でした。

そしたら、なんと。あきらめていた顎関節症にも効くなんて。

本だけでは確実性がなかったので、実際に、さとう式リンパケアの講座を受けてみました。

受講して会得できたこと

受講して、メソッドのやり方を教わります。

本を読んだだけではわからない、強さや位置などを、知ることができます。

私は、さとう式リンパケアが大好きです。

今まで生きてきた中で唯一、はじめて、「自分の体がゆるむ」感覚を体験できたからです。

自分自身で行った、簡単な動作によって、体が緩んでいきます。

1つのパーツに、軽い振動を与えるだけで、そこから遠い場所にある部位が、連動して緩んでいくのも体験できます。

見えないものを「感じ取る」感覚は、このように、自分の体の中で起きている「微細な変化」に気づき、それを「認め」ることから「癒し」につながっていきます。

体の根本を緩めることの大切さ

「がんばらないで」が、さとう式リンパケアのインストラクターさんから、何度も言われた言葉。

さとう式リンパケアをするときに使う言葉は「ゆるゆる、ふわふわ、さらさら」など。

それらの言葉によって、体がゆるんでいきます。

現代人は、緊張しまくっている。だから体に不調が出る。

体の不調は、「病院」に行かないと治らないという固定観念がある。

でも実は、体の不調は、「本来の生命の自然な状態」を取り戻せば治るもの。

西洋医療などでは、即効性が注目されます。悪い所を、すぐに治せる、ということ。

自然の摂理による施術でも「即効性」はある。痛みが軽減したり、体勢が整ったり。でも本人の根本が変わらなければ、元に戻ろうとする。

自分とつながり、自分の体の声に耳を傾けて、生きていくことの大切さ

私は、さとう式リンパケアのおかげで、自分の体が、ゆるんでいく感覚を、身をもって経験しました。

「押す、引っ張る、揉む」はNGの、さとう式リンパケア。

やさしく触れて、力を入れるか入れないかくらいの力で回して、さすって、ゆるめるセルフケア。

私たち顕在意識が「痛気持ちいい」と感じる強さは、筋肉にとっては、かなり強い刺激で、緊張してますます収縮します。

「微か」でないと筋肉はゆるまないし。筋肉がゆるまないと、体内の液体がスムーズに流れません。

体内の液体がスムーズに流れれば、不調は改善されていきます。

肌の上に手を置いて、呼吸するだけでもよい。

私にも日常的に続けられる、簡単で、でも繊細で手間のかかる、でも時間の概念が消えるくらい心地よい感覚に浸れる、さとう式リンパケアが大好きです。

強い刺激でないと、感じられなくなっている現代人

体を酷使し続け、自分の体の声を聞かずに生きていると、野生の感覚が鈍ります。

微細な感覚を感じられず。強い刺激でないと感じられなくなっている現代人。

強い力を加えないエネルギーワークや、さとう式リンパケアの技法では、まったくなにも感じられない人も多いでしょう。

でも、気づいてみるところから。顕在意識では気づいていないかもしれないけれど、潜在意識では感じ取っている「微細な感覚」が、あるんだということを。

顕在意識は、はじめは感じられない感覚でも、何かしらの変化に気づいてみる。

そのときの、自分の感覚に「間違い」はない。「受け入れてみる」ところから。

自分を大切にすることの、はじまりです。

顎関節症に関する気づき。私の場合。

さとう式リンパケアの講座を受けたとき、インストラクターさんのサロンに飾ってあったシャクレルプラネット

シャクレルプラネットとは、ガチャシリーズにある、顎がしゃくれた動物たちです。

そのインストラクターさんは、顎を強調しているシャクレルプラネットが、私たちのお手本だと言っていました。

さとう式リンパケアの「耳たぶ回し」でも、「下あごを左右にゆらす」「下あごを前に突き出す」という動作があります。

これらの動作は、食いしばった下あごと、それにつながっている筋肉を緩めるためのもの。

以前、受け口だった私は、「受け口はダメ」「受け口は、骨格がゆがんだ状態」という固定観念を持っていました。だから「下あごを前に突き出す」などの動作は、意識して、しないようにしていました。

その結果、下あごを緊張させ、自由な動きを抑制し、顎関節症というやっかいな症状を引き起こしてしまった、ということに気づきました。

「○○はダメ」という意識は、自由を奪います。

行き過ぎるのが怖くて、「ダメ」と制限をかけてしまうけど。

本来、自然の力は「調和」しているもの。怖れを手放すことが必要でした。

体は、1回きりの行為では、私たちを信頼できません。

続けていくうちに、体と意識とのつながりができてきて。潜在意識と顕在意識とのつながりができて。自然と調和する方向に変化していきます。

だから「自分の体とつながること」を続けてみること。「心地よさを感じる経験」を続けてみることって大切です。

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