2023年、現在は、世界規模で「グレートリセット」が起き、今までの生き方、考え方、在り方などが急激に変化している時期です。
昔は各国がそれぞれの文化を作り、貿易などによって外国と交流していました。でも現代はネットを使い、はるか遠くの国の近況や、人々のつぶやき、日常の一コマも、簡単に手に入るようになりました。
止まることなく進化し続ける情報化社会
人間の社会には、「限界」がないように思われます。
最近話題になっているChatGPTなどの「AI」という「人工知能」は、豊富な知識を蓄え、よりスマートな方法で知識をアウトプットできるようです。
宿題の論文を、AIを使って作成する学生がいたり。小説やアートも、AIを取り入れて作られた作品が、すでに出回っている状態。
著作権違反のリスクがあるなど、デメリットも指摘されていますが。
もともと人間も、他人のアイデアや、すでに世に出ている作品を「真似」したり、複数の異なるものをくっつけることで、新たな作品を生み出しています。人間がしているプロセスが、なぜ人工知能がやるとNGなのでしょうか。
人間の思考もAIも、あまり変わらないような気もします。
最近ではテレビで、ロボットたちが給仕や盛り付けをするレストランを紹介しています。
「AIは人間を越える」「AIは、人間の仕事を奪っていく」などの話題で、世の中は持ち切り。
IT技術がどんどん進化してきている。
昔から、人間の社会は進化の連続でした。流行にいち早く乗れるのは、10代20代の若者です。
まだ比較的「若い」範囲に含まれると思われる年齢の私でさえも、「時代に乗り遅れた」「時代の流れについて行けない」と、最近思ってしまいました。
風の時代
パソコンやインターネットなどのデジタル環境が、社会に広まったのは1990年代。
占星術では、今は「地の時代」から「風の時代」に移り変わったそうです。
風の時代の特徴は、「囚われない、自由、情報、知識」など。
1990年代から、小さくはじまったIT技術が、風の時代で本格的に繁栄すべく、徐々に影響力を増していきました。
地の時代に産まれ、生きてきた大人たちは、急激な変化の波に直面しています。
社会は「情報」でできていて。「情報」は風のように、束縛されることなく自由に飛び回ることができる。
人間は「知識・知恵」を持った生き物で。情報を得ると、頭で思考する。
考えれば考えるほど、情報化社会はますますこんがらがったものになり。クモの糸のように、たくさんの人間が、その情報の網に絡まってしまう。
老子の教え「タオ」
そんな今日この頃。
たまたま「老子」の教えを説明をしている動画に出合いました。
老子は「タオ」を説いた人。
本も何種類か出ていますが、どれも私には難しく感じます。
こちらのYouTube動画では、老子の教えがわかりやすく話されていました。こういう、他人にわかりやすくアウトプットできる人が「才能がある」というのではないかしら。
今の時代。社会の波に乗れないと、生きていくこともできなような、刹那な思考に陥ってしまうことも多いです。
老子の教えは、気休めではなく、時代遅れでもなく。幸せに生きるための本質だと思います。本質は、昔も今も変わらない。
老子の視点から見れば、私は「人民」です。
老子は、天下をとる人物は、ある特定の人だけを褒めたり、必要以上の欲をもったりしてはならない、と説いています。
トップの人物が、そのような態度をとれば、人民の間で争いが起きると。
人民は、上に影響されやすい。
本当の「天下」とは、「神聖な器」であり。人民を、無知無欲な状態にできる人物。
「老子」の本を読まなくても、ここまで理解できるとは。
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