サツマイモ植えつけ後の様子

植えつけ後、一週間経過のサツマイモ畝
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サツマイモ苗を、いつもより早めに植えつけてみた結果

2023年。今年は5月の気温が暖かいということだったので。5月上旬、ゴールデンウィーク半ばに、サツマイモ苗を植えつけてみました。

5月上旬は、千葉県北西部ではまだ早めかもしれない。

夜の気温が10度前後になる日も多いし。雨が降ると一気に気温が下がり、10度以下になることが判明。

そのような環境下で、サツマイモ苗は弱ってしまいました。

2023年の記録

サツマイモは、20度~30度くらいの温度が好きだそう。

10度以下では低温障害が起き、枯れてしまうリスクが高くなるという。。

植えつけた日の夜から雨が降り始めましたが、予想外に激しく冷たい雨でした。

翌日の青森や北海道では、雪が降ったというから。本土でも、一気に気温が下がったのは気のせいではありません。

植えつけた日は「曇り」の予報だったのに、なぜか夕方までカラカラの晴天26度越え。

植えつけ直前に水の入ったトレーに入れて、植えつけ作業をしました。

だから、あえて植えつけのあとに水やりしませんでした。雨を待とうと思ったのです。

そしたら恵みの雨は、冬に逆戻りしたような冷たいどしゃぶり雨でした。

しおれかけた苗は、突然の砂風呂に水なしで植えつけられたあと、一晩中、超寒い雨に容赦なく打たれ。それが翌日お昼ごろまで続きました。低温障害が起きたかもしれない。今年は植えつけ失敗かなと思いました。

冷たい雨の後の、サツマイモ苗の状態

畝は雨でうるおったものの、地温は低かったでしょう。

苗は、力ない状態でした。

植えつけの際、2、3回植えなおして、その後水もやらなかった苗が4つくらいありました。

それらの苗がとくに、葉が消えて消滅寸前の姿でした。

1回で植えつけた苗は、枯れた葉もありましたが、なんとか持ちこたえていました。茎の真ん中から新芽もでてきています。

何度も植えなおして、水もやらなかった苗は、みんな葉っぱが1本だけ残った状態で。新芽の姿も、よくわかりません。葉が1本だけのせいか、他の子より小柄に見えて、ますます心配になります。

サツマイモ苗の植えつけ方

サツマイモ苗の植えつけ方について、調べてみました。

私は、苗の脇芽下に出る不定根を発根させてから植えつけるやり方を、ずっとしてきました。

不定根を出すと、植えつけ後の苗の活着が良くなると、ネットなどで言われていたからです。農家さんも、サツマイモの苗は少し萎れたものを植えつけるほうが、よく根づくと言う人が多いようです。

それとは逆に、発根させないで植えつける派もいます。土の中で発根させたほうが、実成が良いと考えるようです。その場合は、植えつけて根づくまで、水やりをする必要があります。

また、不定根よりも、茎の下から出る吸収根を少し出してから植えつけると活着がよいとする人もいるようです。

どちらにしても、根を出すには、花瓶のように水に浸しっぱなしにするのではなく、そこそこな水気とうるおいを保った状態に置くことが大切なようです。

水はすぐ腐るし、水に浸しっぱなしだと、根が間延びしてしまうからだろう。

サツマイモ苗の植えつけは、茎の脇芽下から不定根が顔を出し始めた頃がよいそうです。

買ってきたばかりの苗を、日陰で濡れた新聞を被せて2、3日置いて少し葉を萎れさせ。不定根が少し見え始めた状態が、植えつけタイミングのベストだと思いました。

植えつけ後のサツマイモ苗の状態

サツマイモ苗は、植えつけたら一度葉が萎れて枯れてしまうのは、よくあることだ。と言う人が多いです。

でも他の意見では、植えつけた苗の葉が枯れてしまうと、新たな芽が出て成長するまでの時間がかかるので、収穫は遅くなり、実成も十分にできない、というようなことを言う人もいます。

サツマイモは、苗を植えつけてから4か月後くらいで収穫できるそうですが。では5月上旬に植えつけたら、8月後半には収穫できるということでしょうか?サツマイモの収穫時期は秋。10月~11月頃のイメージがあります。残暑が厳しい8月後半に、サツマイモの収穫はしんどいです。

もともとついていた葉が枯れずに、不定根も一発で大きく肥大し、順調に成長できると、収穫も4か月後にできるのでしょうか。

もともとついていた葉が枯れてしまい、新しい芽が成長するパターンでは、成長する間のロスタイムが加算されるので、収穫もそれなりに遅れるということでしょうか。

菅野式若苗萎れ定植

サツマイモ苗の植えつけ方をグーグル検索していたら、「菅野という方法を、ちらほら目にしました。

サツマイモ苗を3つに切り分けて植えつける方法だそうで。苗の葉を枯らせずに成長させる方法のようです。

この方法で植えつけると、苗を切り分けることで苗の量が倍になり、なおかつ欠株が出にくく、多収穫が望めるそうです。

一般的に知られているのは、苗についている葉はいったん萎れて、枯れてしまうこともあるが、生長点から新たな芽が成長していく、というもの。

しかし菅野式若苗萎れ定植では、生長点を切ってしまうそうです。

生長点を切ることで、側枝が育ち、無駄な成長を防いでツルボケをなくし、さらに実成もよくなるそう。

ちなみに、菅野式若苗萎れ定植では、若苗を使うそうです。

次回は、このやり方でも試してみたいです。

苗を自分で育てる

住む土地の気温が、サツマイモ苗にとってよい環境になるまで待っていると。ホームセンターなどで売られている苗は売り切れてしまいます。再販まで待つことになったり、再販されるはずが再販されないで終わってしまったりして。時期を逃してしまう可能性もあります。

だから今年は、苗を早めに買ったのは、よかったと思います。

けれど、気温の変化は天のみぞ知る。雨が多い週を選びたかったりすると、毎年ベストなタイミングは、つかみづらいものです。

最後の手段は、自分で苗を育てる方法。

サツマイモの種イモは、スーパーなどで売っているサツマイモで、できるようです。

ただ、サツマイモの芽出しは、暖かい気温と適度な湿度が必要です。

家の中の、暖かい部屋に、保存容器に入れて置いておくのか。はたまたビニールドームをつけて外で育てるのか。

今の時期、ホームセンターでは、苗は売り切れていても、サツマイモつきの苗は売っていました。

最終的な手段としては、それを買って、5月の下旬ごろまでにツルを伸ばして。苗取りする策が残っています。

または、今植えつけてある苗が成長したときに、何節か切って、それを植えつける方法もあります。

サツマイモは強い植物

サツマイモは、強い植物だそうです。

つる植物は、強いですね。

サツマイモは、アレロパシーを出して、他の植物を排除するそうです。だからサツマイモの畝にはサツマイモの葉だけが大きく広がり、他の雑草が生えづらいのですね。

植えつけ後に葉が枯れてしまっても、茎が生きていれば、生長点から新たな芽が出て生き延びようとする。心強いです。

サツマイモ苗の植えつけ後、一週間経った状態

植えつけ後の冷たい雨の後。夜は肌寒かったものの、日中は20度を超える日もあり、平穏な状態でした。

植えつけ後、1週間経過した様子。

生長点から小さな葉が出てきました。土がついて、ピタリと半分にくっついていたので、やさしく開けてみました。つやのある緑色の葉っぱです。少しでも光合成をして、元気に成長してほしいものです。

植えつけなおして水やりもしなかった子たちは、1本残った葉と茎を維持して、まだ枯れずにいます。

地上から見える姿は、小さく頼りないので。いつ枯れてしまうかもわからないようにも見えます。

でも、こういう状態にしてしまったのは私の責任なので。最後まで成長を見守りたいという思いがわきました。

植えつけ翌日は、「ほとんどが植え替え必要かな」と思いましたが、なんとか生きる意志をもっているサツマイモ苗たち。

もし余裕があったら、1、2本くらい、つるを取って、刺し苗してみたいです。

その後

案の定、またほったらかして秋になりました。

葉っぱが大きかったので、ツルボケの可能性が大きい。

結果、見事にツルボケ。収穫できたイモは、たしか6本くらいだったのでは?

あまりに悲惨な結果となりましたが、今年はどの畑でも、サツマイモは不作だったようです。

原因は、植えつけ時期に雨が降らなかったり、真夏の時期に、バケツをひっくり返したような雨が降り続いたり。

そうかと思ったら蒸し暑い日照り続きだったりと、異常気象に見舞われた夏だったからではないか。

来年にまたチャレンジします。

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